2018年8月17日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でアトランタブレーブスの驚きの才能アクーニャJr.について小宮山悟がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に語っています。

 

小宮山 ブレーブスのアクーニャJr.はダブルヘッダーで2試合連続先頭打者アーチというとんでもない選手なんです。

 

アナ では、どんな人物なのか紹介して頂きましょう。

 

小宮山 はい。ベネズエラの出身ということなんですが、祖父もマイナーリーグでしていた野球選手。そして、お父さんも同じようにマイナーリーグでプレーしていたという家系なんですね。

 

アナ うん。

 

小宮山 4兄弟いて長男がアクーニャJr.なんですね。それで、4つ下の16歳の弟のルイス君がレンジャースのプロスペクト(有望選手)らしいです。

 

アナ はい。

 

小宮山 更にその下の弟の12歳のホセ君と6歳のケニー君も「将来有望だぜ」ってお父さんが口にしているそうなので、もう野球一家ということでね。

 

アナ かなりのサラブレッドですけども、選手としての特徴としてはどんなものでしょうか。

 

小宮山 はい。まずパワーという点を見てもらいたいんですが、今シーズン15本以上のホームランを打った選手の中で、どのぐらい平均飛距離があるかというのを見ていくと、アクーニャJr.は5位にランクインしているんですね。

 

【2018年 15本以上のHRを打った選手の平均飛距離】

1位 ロッキーズ ストーリー 126.1m

1位 アストロズ スプリンガー 126.1m

3位 ホワイトソックス パルカ 125.8m

3位 アストロズ オルソン 125.8m

5位 ブレーブス アクーニャJr. 125.5m

5位 マリナース クルーズ 125.5m

5位 ドジャース プイーグ 125.5m

 

 

アナ 5位で125.5メートル。

 

小宮山 早々たる顔ぶれのホームランバッターに引けを取らず、とにかく当たればホームラン。しかも、このスラッガーたちの中に入ってアクーニャJr.は体重81kgと軽量です。(※そのほかの選手は100kg前後)

 

アナ うん。

 

小宮山 他の選手はみんなごついわけです。

 

アナ 大きい。

 

小宮山 ところが、アクーニャJr.は普通のスリムな体型をしている。

 

アナ 80キロ台は一人だけですもねぇ。

 

小宮山 このスリムで軽量の選手のもう一つの特徴は何か。

 

アナ 守りですよね。

 

小宮山 外野の守備力。もちろん、足が速いので守備範囲が広いということが言えるので、今シーズンはホームランキャッチもしましたし、ダイビングキャッチもするしで縦横無尽に走り回る。センターを守ったり、レフトを守ったりしますけども、ギリギリの球際でボールをキャッチする。

 

アナ はい。

 

小宮山 外野手としてのスピード、スプリントがある選手ってどんな選手がいるのって見てみるとこうなっているんです。

 

 

【2018外野手の平均スプリントスピード】

1位 ツインズ バクストン 33.4km/h

2位 レッズ ハミルトン 33.0km/h

3位 ホワイトソックス エンゲル 32.9km/h

3位 カージナルス ベイダー 32.9km/h

3位 ブルージェイズ デシールズ 32.9km/h

6位 マーリンズ シエラ 32.6km/h

7位 ブレーブス アクーニャJr. 32.4km/h

7位 ブルワーズ ブロクストン 32.4km/h

7位 タイガース ガーバー 32.4km/h

10位 レイズ スミス 32.4km/h

 

 

アナ はい。外野手の平均のスプリントスピードです。バクストン選手、ハミルトン選手など守備の名手の中にも名前があります。

 

小宮山 はい。みんな知っている選手の中でも混じって7位にランクしているスピードの持ち主。

 

アナ はい。

 

小宮山 それで、このメンバーと比較した時に何が違うのとかというと、長打力です。ホームランの数が図抜けているわけです。(※アクーニャJr.が19本であとはデシールズの9本が最高で他は0~4本)

 

アナ 一人だけ二桁でスピードとパワーも兼ね備えているということですね。

 

小宮山 これは誰もが羨む選手だと思うんです。足も速くて、長打力もあってということですからアスリートとして抜群の選手です。

 

アナ うん。

 

小宮山 この持って生まれた才能を最大限に生かして、これからスーパースターになるだろうという、そういう見立てをしています。

 

アナ 確かにここまで見ていると野球センスをヒシヒシと感じますからね。

 

小宮山 はい。

 

アナ それでは分析結果をお願いします。

 

 

小宮山 『目指せAJ超え』

 

アナ ほー。

 

小宮山 アトランタブレーブスと言えば、アンドリュー・ジョーンズという選手。我々、一緒に戦った間柄なので、このアンドリュー・ジョーンズとアクーニャJr.はそっくりなんですよ。

 

アナ はい。

 

小宮山 試合に出ている感じがもう瓜二つっていうぐらい。

 

【1996年のデビュー時のAJの映像が流れる】

アナ 体型も似ていますねー。

 

小宮山 デビューした年のワールドシリーズで2打席連続のホームランをかっ飛ばすんですけども、守りでも物凄い守備範囲の広さで。

 

アナ スピードもある。

 

小宮山 僕が知る中でセンターは彼が一番上手かったです。

 

アナ うんうん。

 

小宮山 それぐらいの守備力をしていたという選手。当時のAJとアクーニャJr.がそっくりなんです。

 

アナ 本当に似てますね。

 

小宮山 AJはアトランタの黄金時代のスラッガーですよ。その選手に匹敵するぐらいの活躍を見込める。数年後に間違いなくスーパースターになっています。

 

アナ もうチームの顔にも。

 

小宮山 注目して見ていてください。凄い奴です。

 

 

以上です。

アクーニャJr.に注目しましょう。

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