2018年8月18日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で8月9日に平松政次、8月17日に金村義明が夏の甲子園で行われたレジェンド始球式についてフリーアナウンサーの梅田淳と共に語っています。
2人の始球式の映像を見ながら語っています
金村が投げたボールは左バッターボックスの方にワンバウンドで投げたが近江高校のキャッチャーがナイスキャッチ
平松が投げたボールは外角にストライクのボールを投げる
アナ 金村さん、8月17日にレジェンド始球式をしました。
金村 はい。
アナ マウンドに上がるときの気持ちはいかがでしたか?
金村 いやいや、太りすぎてみっともない体で、このみっともないボールでね。お恥ずかしい限りですけども。
アナ とんでもない。
金村 実は痛風発作が手首に起こりまして。
アナ 今日は右手首に湿布をしていますよね。
金村 もう本当に近江高校のキャッチャーには感謝感激いたしましてね。お礼の手紙を書きました。
アナ そうですか(笑) 平松さんは8月9日でしたが、我々の仲間といいますか、長くお付き合いさせてもらっている方がマウンドに上がる姿を見ると嬉しくて思わず金村さんにメールをしたんですけど。
平松 うん。
アナ 何か誇らしく思えました。
金村 平松さんは相変わらずノーバウンドで。
平松 いやいや。
金村 今日(8/18)の中西太さんも良かったし、そして板東さんに至っては50球も練習したという。
平松 いやいや、そのために近くの公園で壁当てをしてね。今までしたことがないんだけど、もう何日もやって。孫にもキャッチボールを受けてもらって。
アナ そうでしたか(笑)
平松 そして、肩を手術してもらった先生に注射を4本打ってもらって。
アナ そうですか!
金村 すごいなぁ。
平松 この一球のためにかなりの努力をして参りました。
金村 僕は座薬を8個入れました。
アナ そうですか(笑)
金村 はい。点滴を2回やって座薬を8個入れて臨みました。
アナ このあとには桑田真澄さんや大魔人・佐々木さんも出てくると。
平松 明後日やりますね。
アナ やっぱり、甲子園のマウンドは原点ですね。
平松 プロ野球の登板はほとんど記憶にないんですけども、昭和40年の春に甲子園で初めて登板するんですけど、あの時はとにかくサイレンが鳴って『ど真ん中にストレートを投げたい』という思いがね。
アナ なるほど。
平松 そういう思いの気持ちで今回もマウンドに上がりましたけどね。やっぱり、ここが原点なんです。
アナ そうでしょうねぇ。
平松 はい。
アナ そして、1981年の夏です。報徳学園のこの人がマウンドに仁王立ち。金村さん。
【当時の金村の映像を見ながら】
金村 懐かしいですね。細いですねぇ。
アナ 細い。
金村 うちの学校は甲子園から15分の所にある近くて遠い甲子園だったんでね。
アナ なるほど。
金村 春は1回戦で負けて、夏は予選から全部投げたんです。
アナ はい。
金村 13試合。
アナ すごいねぇ。
金村 13試合終わって、決勝戦の最後のバッターはもう三球三振だから天にも昇るようなガッツポーズをしてしまいましてね。
平松 腕がよく振れてましたよね。大したもんですよ。
アナ 金村さんにとっては甲子園のマウンドはどんな場所なんですか?
金村 いやぁ、もう素晴らしいです。改めて何十年ぶりにマウンドに上がった時に、あの広さとあの大きさに感動しましたね。
アナ はい。
金村 それと、こういう状態ですから、バッターには当てないでおこうと。
平松 フフ(笑)
金村 もうそれしか考えていなかったですね。
以上です。
大切な青春の1ページですね。