2018年9月16日にTBSで放送された「S-1」でこの日に行われた埼玉西武ライオンズvs.福岡ソフトバンクホークスのパ・リーグ天王山第2ラウンドを野村克也がぼやき解説しています。

 

SB柳田が打撃練習の打球が直撃し欠場

野村 主力だけにチームとしては堪えるわね。

 

 

1位西武と2位SBのゲーム差は4.5

野村 ソフトバンクが上で西武が追い掛けるよりも、ソフトバンクが追い掛ける方が見てる側からしたら面白いよね。やっぱりソフトバンクは力があるから、追い掛ける方が面白い。

 

 

SBは初回に先頭牧原がヒット2番今宮が送りバント

野村 俺、いつも言うように1回表から送りバントというのは分かんない。まだ1回だよ。打ってこられる方がよっぽどイヤだもん。1点やったとしても全然ショックは無いでしょ。

 

 

3番中村晃の大飛球をライトの金子がファインプレー

野村 すげぇ~。これは超がつく。超ファインプレーだよ。(リプレーを見て)ほら~。ナイス。すごい!

 

 

1回裏SBの先発は大竹耕太郎

野村 大竹っていうピッチャー。これ首位攻防戦でしょ。これ首位攻防戦に相応しいピッチャーなの? 経験も実績もないでしょ。本人には悪いけど、気の毒だよね。こういう試合に投げさせられるというのは。

 

 

1回裏の西武の4番山川の40号HRを見て

野村 最近40本も打つホームランバッターは珍しい。山川の良さはスイングの速さだよ。普通これだけ太ってるとスイングが鈍くなるんだけどね。

 

 

2回裏にも西武が大量得点で8点差に

野村 何だこの試合。首位攻防かよ。解説もコールドゲームで。もうお休みだね。ハハ(笑)

 

 

試合は西武が逃げ切る ノムさんの印象に残った選手は?

野村 山川かな。4番で3打点。まあ、いい仕事したわね。

 

 

【ここからノムさんが山川に電話】

野村 もしもし。

 

山川 はい。お疲れ様です。

 

野村 はじめまして。野村と申します。

 

山川 はじめまして。山川です。

 

野村 今日は大活躍で良かったね。

 

山川 ありがとうございます。

 

野村 ハハ(笑) どう4番の感想は?

 

山川 やっぱりプレッシャーもあるので、苦しいこともあるんですけど。

 

野村 それで一つ聞きたいんだけど。

 

山川 はい。

 

野村 ホームランはいつも狙ってるの?

 

山川 えー・・・状況次第なんですけど、追い込まれるまでは基本的にバックスクリーンを目掛けて狙っています。

 

野村 へぇ~すごいね。(自分は)ホームランを657本打ってるんだけど、ホームランを狙ったことないよ。

 

山川 あっ、本当ですか?

 

野村 ヒットの延長がホームランと思ってるから。

 

山川 本当ですか・・・。

 

野村 うん。

 

山川 僕はホームランの打ち損じがヒットだと思ってやってました。

 

野村 ハハ(笑) それは間違いなく天才だ。

 

山川 じゃあ、僕も明日からはホームランを狙わないです。

 

野村 ハハ(笑) 頑張ってください。

 

山川 ありがとうございます。

 

野村 優勝したら日本シリーズを見に行きます。

 

山川 はい。よろしくお願いします。

 

 

以上です。

試合後に電話する企画は面白いです。

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