2018年5月1日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs西武戦で強力打線を抑えて3勝目をあげたオリックスバファローズのアルバースについて元横浜の高木豊、元中日の立浪和義、元ロッテの里崎智也がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
【この日のアルバースの投球内容】
7回104球、被安打7、奪三振4、四死球0、失点2
今季通算3勝1敗 防御率2.47(5/1の試合終了時点)
高木 西武打線を止めたアルバースが3勝目。注目度が低いのでここらへんで取りあげてみたいんですけど、立浪さん、アルバースを見てボールかストライクのところにきて決め球は変化球っていうのが今日は目立ったんだけど、やっぱり強力打線を抑えるのにこういう高めを使っていくのは必要ですよね。
立浪 確かに両コーナーへの揺さぶりも大事なんですけど、意外と弱点なのが高めのボール。そして低めの変化球ですよね。
高木 そうですよね。
立浪 こういう高低を上手く使っていけば。
高木 これセ・リーグでいえばメッセンジャーがこういうピッチングしますよね。
立浪 そうですね。上から投げ下ろすタイプで。
高木 そういう対策というのはどうしてました?
立浪 対策は、まあ、非常に難しいんですけど、やっぱりセンター中心にピッチャーの足下を狙うという。
高木 うんうん。
立浪 こういうピッチャーに対して大振りはしてはいけないですよね。
高木 なるほどね。コンパクトにいくということですよね。
立浪 はい。
高木 里崎さん、こういうピッチャーって西武打線を止めるのに1つのヒントがあったと思うんですよ。
里崎 まあ、そうですね。僕はアルバースの試合をけっこう見ているんですけど、ストレートの球速はそんなにないんですけど各打者がほとんどインコースのストレートに差し込まれるんですよね。
高木 うんうん。
里崎 それで、差し込まれるあまりに気にしてポイントを前にしてチェンジアップ、スライダーにやられるっていうパターンがどの球団もほぼ同じように見えますね。
高木 なるほど。
里崎 あと、コントロールがいいんで今日も無四球じゃないですか。あんまり四球を出さないんですよね。そういったところでもテンポとリズムを作りやすいのかなという印象はありますね。
高木 だから、高めの使い方。これが1つのヒントになったかもしれない。
里崎 まあ、そうですね。
高木 西武打線を抑えるのにね。
アナ はい。アルバース。覚えました。
高木 覚えた?コントロールが良いピッチャーですよ。
アナ はい(笑)
以上です。
止まらない西武打線をアルバースが止めました。高いところから投げ下ろす感じが苦手なのかもしれませんね。