2018年4月にテレビ朝日で放送された「サンデーLIVE!!」という番組で投手大谷の試合中に指先にマメができたことについてヤクルトで監督をしていた古田敦也が番組MCの東山紀之、メ~テレのアナウンサー浜田準(以下アナとして表記)、ABCアナウンサーのヒロド歩美、中央大学法科大学院教授で陸上部の部長でもある野村修也と共に色々と語っています。
これは2018年4月に大谷翔平が指先の皮にマメができて降板した時に話されていた内容です
アナ 水曜日(4/18)に大谷選手は2回3失点で降板となった影響がなんでも中指にできたマメということなんですが東山さん、ちょっと心配ですね。
東山 ご本人も仰っていましたけどマメができてもローテーション投手には普通のことって仰ってましたね。
古田 そうですね。できやすい人はできたりするんですけど、マメって皆さんどんなイメージを持ちます?
東山 なんかプックリと膨れている感じですかね。
古田 あーそうですね。中に血が入っていたりすることもあるんですけども、一般的に膨らんでいることもあるんですけど、だいたいのケースでは、もうそこは破けちゃってます。
一同 あー、痛い。
古田 だから、イメージだと靴擦れみたいなイメージですかね。だから、凄い痛いんじゃないけど、ちょっとジンジンするみたいな感じになるんですよね。
アナ じゃあ、投げている時にピリッときているんですね。
古田 ちょっとピリッときているし、中の皮膚がしっかりとできあがってこないとしっかり投げられない。これは程度問題ですけど、マメが大きかったりすると2週間ぐらいかかったりするんですけど、本人はかなり指先の方を見ていましたんで、そんなに大きくなかったんでしょうね。小さい感じなんで多分次回も投げられるんじゃないかなと思うんですよね。
(続けて)
古田 この日は気温が19度だったんですけど、大谷はずっと手に息を吹きかけていましたよね。普通なら寒い時にやる仕草じゃないですか。だから、あれは寒いわけじゃなくて、やっぱりボールが滑るんです。
一同 あー。
古田 滑るんで手に息を吹きかけて手を湿らせているんです。湿気を上げてボールをこねて、ちょっとボールへのグリップ力を上げるとうかね。どうしても滑っちゃうんで。そのために一生懸命、息を吹きかけていたんですよね。逆に言うと、彼がまた息を吹きかけるような仕草をした時にはちょっとおかしいかなと思っていてください。
ヒロド えー心配になる。
古田 ちょっと心配な仕草ですね。
アナ どうしてもマメができてしまったんですか?
古田 色んな事情があると思います。よくマメができる選手はできるんですけど、やっぱり原因の1つはボールだと思います。やっぱりメジャーのボールは少し縫い目が高いんです。日本のボールよりも縫い目が高いんで、彼は特にリリースの瞬間に指先をギュッとかけるタイプのピッチャーなんで最後のリリースポイントで力を入れると、縫い目が高い分、ちょっとマメができやすい状況。
野村 ちょっとマメ知識を聞きたいんですけど(笑)
古田 どうぞ(笑)
野村 これは手の皮が厚くなってマメができにくくなるとかはないんですか?
古田 それも、もちろんあるんです。普通のピッチャーはずっとやっていますから指先の皮はカチカチになっているんです。
野村 なるほど。
古田 そのカチカチが逆に大きくなっているんで、その硬い皮になった時のマメごとベロっといくんです。
一同 ええええ。痛い。
古田 だから、適度な大きさで適度な硬さになるようにずっとカミソリで剃るんです。
一同 えええええ。
古田 また皮が大きくなると逆にボールが引っ掛かるんで、それごとベロっといっちゃう時があるんで、それぐらいデリケートな問題なんです。
以上です。
皮をカミソリで剃るって初めて聞きました。