2019年3月24日にテレビ朝日で放送された『サンデーLIVE!!』で古田敦也が現役引退したイチローの凄さについて番組MCの東山紀之とメ~テレアナウンサーの濱田隼と共に語っています。

 



東山 イチロー選手は他の選手とどこが違いますか?

 

古田 やっぱり適応能力って言うんですかね。自分が生き残るためにはどうしたらいいのかというのを常に考えていて。

 

東山 はい。

 

古田 メジャーに行っても、どうやってメジャーで生き残るかを考えて、皆さん覚えてますかね、日本では振り子打法というのをやってたんですね。

 

東山 はい。

 

古田 振り子打法で日本の記録を作ったにも関わらず、アメリカでは一回もやらなかった。ちょっと見ていきたいんですけど。

 

ここからイチローの軌跡の映像が流される

 

古田 これが振り子打法ですよね。足をブラーンとさせて。これで200本安打とか日本の記録を作ったこの打法で日本時代なんですけど、アメリカに行ったらメジャーのピッチャーは球が速いので振り子打法だと振り遅れるから一度もやらなかった。どうしても成功体験があったら変化を恐れる人が多い中で進化したんですね。メジャーでは普通の打ち方ですよね。こういうことをやれるというのが彼の凄いところですね。

 

(続けて)

 

古田 毎年少しずつ構えとかも違うんですよね。年齢やピッチャーに合わせて変えていくというのは彼の凄さだなと思いますね。

 

アナ 進化をするために変化を恐れないということですね。

 

古田 うん。やっぱり何となく凄い凄いと言うんですけど、こういう細かいことを彼はやってるんですね。だから生き残ったと言えると思いますね。

 

アナ そんな中で変わらないものもあったんですよね。

 

古田 そうですね。変わらないのはファーストへの全力疾走ですね。やっぱり彼はボテボテの当たりを打ってもとにかくファーストに一生懸命に走る。

 

東山 うん。

 

古田 内野安打も非常に多いんですけども、これは打撃練習の映像ですね。いやいや、ホームランを打てないわけじゃないんですよ。彼はフリーバッティングではバンバンスタンドに打ち込むんですよ。ホームランを打てるんですけど、自分の価値は足が速いと。それで相手に警戒させて相手に嫌がられる選手というのでボテボテでも一生懸命走る方が彼の価値が上がるということで20年以上ずーっと続けてきましたね。

 

 

ここで現役最終打席の映像が流れる

 

古田 最終打席もボテボテですよ。これもファーストまで全力で走ってね。こんな選手なかなかいないですよ。これを貫いたっていうのが彼の凄さだし、ファンも好きになりますよね。

 

東山 子供にも真似してほしいですね。

 

古田 そうなんです。打ち方とか色々なことを真似るんでしょうけど、こういう大切なこともぜひみんなに分かってほしいし最後までこういう姿勢を貫く。これはやはりリスペクトされますよね。

 

アナ スタイルを貫くという意味では体型も変わってないですよね。

 

古田 そうですね。全然変わってないし、皆さんも近くで見たらビックリするぐらい細いと思います。

 

東山 へぇ。

 

古田 身長は180センチぐらいで僕よりも全然細いですね。その体で本当にメジャーに行ったのか。メジャーに行くと日本人選手にしたら周りがデカいから、ちょっとずつ太っていってパワーを付けなきゃと思うんですよね。でも結局はそれで失敗するんですけど、彼はやっぱり自分のことが分かってて、スピードであったり肩であったり、そういうところでずっと自分を貫きましたね。本当に凄いと思いますね。

 

アナ 「頭を使う野球を日本はやってほしい」と言ってましたけど頭を使う野球とはどういうものですか?

 

古田 生き残るためには何が必要なのかを考えて、それをやるということですよね。

 

東山 うーん。

 

古田 何となくこれがいいと思ってやるんじゃなくて、みんなに合わせるんじゃなくて、自分が生き残るために何をしたらいいのかを常に考えているんじゃないかと思います。

 

 

以上です。

おすすめの記事