2019412日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.アトランタブレーブス戦との東部地区首位対決で勝利したニューヨークメッツの打線の好調の理由を小早川毅彦がフリーアナウンサーの山本荻子と共に解説しています。

 

アナ ナショナルリーグ東部地区の首位対決はメッツが制しました。

 

小早川 そうですね。ピッチャーがもう少し頑張れたと思うんですけど、打線が相手ピッチャーをうまく捉えましたね。

 

アナ そして今日勝ったメッツですが、まさに打線が好調です。平均得点が2点以上も上がっています。

 

メッツの平均得点

2018 4.17(メジャー23)

2019 6.25(メジャー5)

4/12の試合終了時点

 

 

小早川 はい。今日は本当にボールをよく見て、引き付けて逆方向への意識が感じられましたよね。特に6回の攻撃です。

 

ここから映像を見ながらの解説になります

 

アナ まずはラモス選手ですね。

 

小早川 はい。10球粘るんですね。そして最終的にピッチャーは根負けします。フォアボールを出したくないので甘くなったところを逆方向にヒット。

 

アナ 粘ったからこそこのボールが来たということですね。

 

小早川 はい。

 

アナ そしてロザリオ選手です。

 

小早川 ここでは外のスライダーなんですけど、これも広く空いてる1-2塁間を狙って引き付けて逆方向に打ったタイムリーヒットでした。

 

アナ そうですね。実はメッツはスプリングトレーニングの打撃練習で逆方向への打撃を徹底させていたらしいんです。その成果があってか、去年と比べて逆方向への打球が増えています。やっぱり逆方向への打撃を意識することで打率とかって上がったりするんですか?

 

メッツ 打球方向と打率(FanGraphs参照)
20182019
引っ張り41.635.3
センター34.131.3
逆方向24.333.5
打率.234.262

 

小早川 そうですね。逆方向を意識することによってボールを引き付けて開きを抑えることができます。

 

アナ はい。

 

小早川 そして引き付けてボールを長く見ることによって、それだけコンタクトする確率が上がってきます。

 

アナ なるほど。これをチームとして取り組んでいたというのは何か理由があるんでしょうか?

 

小早川 私は去年のサイヤング賞を獲ったデグロームにあると思います。去年は防御率が1.7010勝しかできなかったんです。

 

エースのデグロームの2018年の成績

10勝9敗 防御率1.70

 

アナ うーん。

 

小早川 デグロームを10勝しかさせられなかったということが今シーズン、チーム全体で打撃を向上させないといけないということになったんだと思います。

 

アナ まさに功を奏したわけですね。

 

小早川 そうだと思います。

 

アナ はい。ナショナルリーグ東部地区、ますます注目です。

 

 

以上です。

エースを勝たせないといけませんよね。
おすすめの記事