2019年5月5日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.広島カープ戦で引き分けた読売ジャイアンツ。首位を走っている巨人ですが今後はビヤヌエバとゲレーロ次第であると元日ハムの岩本勉、中日で監督をしていた谷繁元信がフジアナウンサーの杉原千尋と共に語っています。
アナ 4時間22分のロングゲームは引き分けに終わりました。
岩本 谷繁さん、ジャイアンツは9回にどうにか追い付いて、引き分けに持っていきました。試合後の両チームの表情が対照的でしたが、ジャイアンツで何か気になることはありますか?
谷繁 今は順位では首位にいるんですけど、5番以降の打順の打順を見てみると、5番亀井、6番ビヤヌエバ、7番ゲレーロ。
岩本 はい。
谷繁 6番ビヤヌエバと7番ゲレーロの得点圏打率が非常に低いんですよ。二人とも2割以下なんですよ。
打撃成績 | |||
ビヤヌエバ | 6番 | シーズン打率 | .235 |
得点圏打率 | .167 | ||
ゲレーロ | 7番 | シーズン打率 | .226 |
得点圏打率 | .200 |
岩本 そうですね。ゲレーロでも2割ですね。
谷繁 はい。だから、今日の試合でもノーアウト1-2塁で5番の亀井が強行した場面があったんですね。
岩本 はい。
谷繁 あそこはビヤヌエバとゲレーロがある程度の計算が立つんであれば、僕は原さんだったら亀井にバントさせてたと思うんです。
岩本 なるほど。
谷繁 そのチャンスをなるべく広げた状態で、ビヤヌエバとゲレーロに回したいっていうのが理想なんですけど、今は攻撃にスゴく迷いがあるような気がしますよね。
岩本 調子が良ければチャンスの場面を整えて、彼らに打たせようとなりますよね。
谷繁 はい。
岩本 その辺りの調子が上がらないから作戦に迷いがあると。
谷繁 やっぱりあると思います。
岩本 なるほど。でも、開幕してからこの二人はそこそこ調子良かったですよね?
谷繁 良かったと言ってもほんのちょっとの期間なんですよね。ゲレーロは最初だけで。
岩本 あーはいはい。
谷繁 開幕スタメンからは外れはしたんですけど、マツダスタジアムでホームランを打ったりしてその後にちょっと打っただけですよね。
岩本 はい。
谷繁 そしてビヤヌエバも一時打って、最近は打ってないんです。だから、この二人が打たなくて首位にはいるんですけど。
岩本 はい。
谷繁 坂本、丸の二人はもう普通にやってると思うんです。
岩本 ええ。
谷繁 調子がいいとかの問題じゃなくて彼たちは普通にやってます。だから、このままだと彼たちに段々プレッシャーがかかってくると思うんですよ。
岩本 はい。
谷繁 だから、ビヤヌエバとゲレーロが打つようになれば更にジャイアンツが上に行くような気がします。
岩本 なるほど。
以上です。