201983日にABCテレビで放送された『開幕直前!渡部・ザキヤマの高校野球研究部4~レジェンドが“あの”真実を語るSP~』で槙原寛己と金村義明が高校野球当時のお互いの印象、エピソードをお笑い芸人の渡部建と語っています。

 



『引っ張ってHRを打たれたのは〇〇が初めて』というお題で喋り出します。

 

渡部 これは誰ですか?

 

槙原 私です。

 

渡部 ほー。

 

槙原 まあ引っ張ってと言いましたけど、高校で初めてホームランを打たれたんじゃないかな。

 

渡部 ホームランすら。ちなみに誰にホームランを打たれたんですか?

 

槙原 この横にいる人。(※隣の金村義明を指差す)

 

渡部 え!?初めてが金村さん?

 

槙原 そう。だからそれも甲子園ですよ。春の選抜大会の甲子園の1回戦で引っ張ってガーン!と。スゴいライナーでそのままスタンドにホームランが入った時に「何だこいつ?」と思いましたよね。

 

渡部 今までそういう感覚はなかった。ホームランを打たれたこともなかった。

 

槙原 ホームランを打たれたことがないの。だからどうリアクションしていいか分からないし。「あっ、ホームランってこんなんなんだ」って。

 

渡部 初体験ですもんね。

 

槙原 はい。

 

 

渡部 先ほど金村さんは槙原さんはスゴかったとお話されていましたけども。

 

金村 スゴかった。

 

渡部 じゃあ、それはたまたま打てたという感覚ですか?

 

金村 そうですね。だから、僕はもうピッチャーとして負けたくないという気持ちばっかりだったんですよね。それは選抜大会の1回戦でしょ。

 

渡部 はい。

 

金村 僕は甲子園に一番(地理的に)近い名門校でしたから、「(槙原の出身校の)大府高校ってどこや?」みたいな。

 

渡部 はい。

 

金村 「知多半島ってどこにあんねん?」みたいな。

 

渡部 もう上から見下ろしていたんですね。

 

金村 はい。報徳高校が阪神間で一番やと、自信満々だったんですよ。だから入場行進でも「おい、かかって来い」みたいな感じで威圧して。

 

渡部 その時のことは槙原さんは覚えていますか?

 

槙原 ひどい、ひどい、ひどい。

 

渡部 ()

 

槙原 あの当時ってさ、剃り込み入れた人が一杯いてさ。

 

渡部 はい()

 

槙原 (金村を指差して)もう抽選会から俺らの方にこの高校の奴らが来るんですよ。

 

渡部 かましに来るんですね。

 

槙原 かましに来る。あの時に『メンチ』って言葉を覚えたよね。

 

一同 ()

 

 

槙原 ずーっと睨んできて、「オイ・・・オイ・・・」とか色々と言ってくるわけですよ。俺らは監督に「あいつらとは関わるな」って言われてたの()

 

一同 ()

 

槙原 名門校とは違うやり方で甲子園に行ったチームなんで、報徳は野球専門でやってきた高校の人たちでしょ。僕らはたまたま甲子園に行けたチームなんで路線が違うんですよね。(※槙原の出身の大府高校は公立高校 赤星もOBだったりする)

 

渡部 なるほど。

 

槙原 あれまともにやり合ってたら気後れしてたと思うんですよ。(金村を指差して)だってこの感じでメンチをグーっとやってくるわけですよ。

 

金村 1回戦なんかはみんなで気合いを入れて五厘刈りで頭を青くしていきましたから。

 

渡部 それでかましに行ったと。

 

金村 かましに行って、1回戦で地元ですからOBたちもわんさか来ますから超満員になるんです。我が母校が出ると。

 

渡部 うんうん。

 

金村 内野席も全部一杯になるんですけど、未だに忘れないのは彼が第1球を投げた瞬間。球場が静まり返った。

 

渡部 おぉぉ。

 

金村 むちゃくちゃ速かった。観衆が度肝を抜かすぐらい速かった。

 

 

渡部 昔は今ほどネットワークがないですもんね。今だったら「愛知に槙原っていう凄いのがいるぞ」ってなるけど、甲子園で初めて知るわけですもんね。

 

金村 そうそう。初めて見た時に凄いスピードで静まり返ってね。それで僕はピッチャーとして負けたくないという気持ちがあったんでね。公立高校の知多半島から出て来たようなチームにはね。

 

渡部 ()

 

金村 それで大府高校の予選のデータを見たら全然打ってないんですよ。「槙原というピッチャーが有名で」というだけやから。それで全力で投げてたら2回で5点取られた()

 

渡部 ()

 

金村 槙原くんには振り遅れのライト線を打たれて()

 

槙原 だから俺にライト線に2塁打を打たれた時点でプロでピッチャーは諦めた方がいい()

 

金村 そうそう() もう諦めた()

 

槙原 でもその後に夏の甲子園でピッチャーで優勝するわけですよ。その点ではスゴいなと思いますよね。

 

金村 ただ、その時に4番を打ってましたから、そこで初めてバットを短めに持って、早めにバックスイングを取って、本当に目を瞑って思い切りスイングをしたらホームランだったんですよ。それでホームランだけやったらたまたまと言われますけど、その後にまた2塁打を打って、それからシングルのタイムリーヒットも打ったんですよ。

 

渡部 3安打?

 

金村 3安打。それで1回戦で負けて号泣してたんですけど、試合終わった後に、槙原から打った3本のヒットで「ナンバーワン打者」と言われて。

 

渡部 あっ、それでこれはもうバッターだなと。

 

金村 完全にバッターでいこうと決めました。俺は天才だと。

 

渡部 これ槙原さんのテーマの話ですよね?全部持っていきましたよね?()

 

槙原 謙虚なんか全然ないよ()

 

渡部 そうだ。これは槙原さんのお話なんだけど、最後に大きな声で「俺は天才だ!」って()

 

 

以上です。

この話は面白いですね。
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