2019年6月12日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のアナハイムエンゼルスvs.ロサンゼルスドジャースで大谷翔平と前田健太の対決に焦点を当てて黒木知宏がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。
大谷と前田の試合後のコメント
―前田との対戦について
大谷 際どいところもある程度は見られたので、そこはホームランを打ったことよりも良かったかなと思います。
前田 前回の対戦で投げていないボールを選択してしまった。フルカウントになって少しまったんですけど、ちょっと裏をかこうとし過ぎました。まあストライクゾーンで勝負にいったら打たれてしまったので、そこは仕方ないと思います。2アウトで1点取られただけなので、引きずったわけではないですけど、その後にランナーを溜めて、またホームランを打たれたのでそっちの方が痛かったですね。
黒木の解説
2打席目 三振
3打席目 三振
4打席目 ライト前ヒット
シーズン打率.256(6/12の試合終了時点)
アナ 前田投手と大谷投手の直接対決。2打席対戦してホームランと三振という内容でした。
黒木 前田投手もよく投げたと思うんですけどね。今日は大谷選手が勝ったかなという試合でしたね。
アナ 昨日、黒木さんは第1打席に注目とおっしゃっていましたが、その第1打席に大谷選手が見事にホームランを打ちましたね。
黒木 しっかりと対策ができていたのかなと思いますね。アウトコースの低め、チェンジアップ辺りを消してインコースの高めを狙っていったホームランだったと思います。
アナ なるほど。では第1打席を振り返っていきます。
黒木 3球目のアウトコースのスライダーですね。これについては大谷選手は振ろうと思ったら振れるはずなんですけど、大谷選手はインサイドのやや高めを狙っていたので振らなかった。そしてインコースのチェンジアップも低かったので手を出さなかった。そして6球目にスライダーが高めに浮いたところを一振りで仕留めましたよね。
アナ 昨日、黒木さんはチェンジアップをどうするか、というのをおっしゃっていましたよね。
黒木 はい。前田投手のチェンジアップが素晴らしいので、それを追い掛けるとなかなか打てないような状況だったので上手く対策を練っていましたよね。
アナ なるほど。
黒木 この一発でエンゼルススタジアムの雰囲気が変わりましたね。
アナ そうでしたね。前田投手も「前回投げていないボールで裏をかこうとし過ぎた」と話していました。
黒木 その裏というのがスライダーということでしたね。
アナ そして球場の雰囲気が変わったその後に更に4失点しましたね。
黒木 まあホームランの後に少しバランスを崩した感じがあったんですよね
アナ はい。
黒木 その後の2打席目ではしっかりと抑えることが出来たんですけど、ホームランを打たれた後は修正してチェンジアップとスライダーはボールゾーンに流れる球を投げられていました。ホームラン前はスライダーが逆球だったりがあったんですよね。
アナ そうですよね。ただ、2打席目では前田投手は大谷選手からしっかりと三振を奪いました。
黒木 まあ、それはしっかりと対策を立てた通りでしたね。1打席目からは修正してチェンジアップが上手く決まりました。
アナ はい。そして前田投手は序盤乱調でしたが、5回まで粘り5失点という内容でした。
黒木 まあ1球でバランスを崩すことがあったんですけど、ただその中でもしっかりと投球をして、5回途中まで投げられたのは評価できますね。次回はまた期待したいですね。
以上です。