2019年6月29日に日本テレビで放送された『Going Sports & News』で赤星憲広が福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也の通称甲斐キャノンを番組CMの上田晋也と共に解説しています。
この解説の前に甲斐のミットの説明があり、甲斐のミットは浅いので持ち替えを早めることができるという話がありました
赤星 甲斐選手の送球の早さの秘密はミットが浅いということだけではなく、動作にもあります。この9枚の中でどれでしょうか?
上田 うん。これはもう3番ですね。立ち上がった時には送球動作に入っているということです。
赤星 3ですか。残念(笑) 正解は2番なんです。ということで左膝にロックオンです。
上田 ほー。
赤星 今、上田さんが言ったように上半身の動きというのも早いんですけど、キャッチをした瞬間に既に左膝が下に落ちようとしていますよね。
上田 うんうん。
赤星 これがポイントなんですよ。だから捕った時には下半身が送球動作に入っているんですね。膝を落としてステップを開始しているんですよね。だから送球動作も早いし、しかも下半身の構えが早く決まるからこそコントロールも正確なんですね。
上田 なるほど。
赤星 それで僕が送球で1番大事な形は5番だと思っているんですけど。
赤星 2番の動作によってこの体勢を早く作るのに上半身だけじゃなく、下半身も持っていけるんですね。
上田 うーん。
赤星 だから強い球、そして正確な送球が出来ると思っているんですよ。よく手だけとか、上半身だけという選手がいたりするんですけど、下半身の体勢をしっかり作らないとコントロールがつかないのですけど、それが甲斐選手は早いんですよね。
上田 2番の段階で下半身の動きが決まっていると。
赤星 そうですね。上半身主導でなくて、下半身主導でいってるんですよね。
以上です。
体が小さいから動きやすいというのもありそうです。