2018年6月2日にTBSで放送された「S-1」で桑田真澄が最近になって再評価されつつある『カーブ』について色々と語っています。TBSアナウンサーの伊藤隆佑と共に語っています。

 



アナ 桑田さんには投手大谷選手を解説して頂きます。先日の(2018年5月31日)のデトロイトタイガース戦で注目のボールがあったそうですね。一つの球種だそうですが。

 

桑田 はい。非常に落差のあるカーブなんですね。日本にいた時よりもフォームがスゴく良くなっているんですね。

 

アナ バッターはのけぞってますもんね。

 

桑田 そうなんですよね。こんな落差のあるカーブを日本時代は見れなかったんですけど、メジャーではこれがあるのでけっこう楽にピッチングできていますよね。

 

アナ うーん。

 

桑田 今、メジャーではこのカーブを使う一流投手(カーショウやマカラーズジュニアなど)が増えてまして、このカーブが非常に武器になっているんですよね。

 

アナ 桑田さんは2007年に。

 

2007年にヤンキースのジーター相手にカーブで三振を取る桑田の映像が流れる

 

桑田 はい。懐かしいですね。これはジーターとの対戦でカーブなんですけどね。

 

アナ メジャーではこうしたカーブが使われているわけですか。

 

桑田 そうなんですね。今、メジャーではフライボール革命というのが起きていまして、打球を約30度の角度で打ち出していくとホームランやヒットになる確率が高いというデータが出ているんで、それに基づいて練習をしたりスイングをしているんですね。

 

アナ はい。

 

桑田 それで、それに対してピッチャーは何が有効かというと、このカーブが有効だというデータが出ているんですね。

 

アナ はい。

 

桑田 ですから、メジャーではこのカーブが再評価されているんですね。

 

アナ 他の変化球とカーブがどう違うのか教えて頂けますか。

 

桑田 例えば、ストレート、スライダー、フォーク、チェンジアップなどはリリースしてから徐々に落ちてくるんですよね。

 

アナ はい。

 

桑田 ところが、落差のあるカーブというのはリリースしてから一度浮き上がって落ちてくるんですよ。ですから、先ほど言った約30度に打ち出すのが非常に難しい変化球だと言われているんですね。

 

アナ はい。では、このカーブを使いこなせれば最強のボールになる。

 

桑田 そうなんですけど、このカーブというのはなかなか習得するのが難しい球種なんですね。

 

アナ では、桑田さん、カーブの投げ方を教えて頂けますか。

 

桑田 やりますか。

 

アナ お願いします。

 

 

桑田 はい。カーブはですね、腕の振り方がちょっと違うんですね。

 

アナ はい。

 

桑田 ストレートとかチェンジアップとかフォークというのはこういうふうに(真上から下に)腕を振っていくんですけど、カーブは空手チョップというイメージが大事なんですね。

 

アナ カーブは空手チョップ。

 

桑田 はい。これ(ストレートとかの腕の振りの動作)だと空手チョップとは言わないですよね。

 

アナ 上から叩いているような感じですよね。

 

桑田 はい。空手チョップはこう(手の平の横に向けている)ですよね。

 

アナ 小指が前で腕を振り下ろすイメージ。

 

桑田 そうなんです。腕を振る時に空手チョップのイメージでボールを握って投げると、落差のある一度浮き上がって落ちてくるカーブが投げることができます。

 

アナ 他にポイントはありますか?

 

桑田 はい。もう1つありまして、ストレートはこのような回転(指でバックスピンを掛ける動作)を与えてボールを投げていくんですけど、そうするとボールが伸びると言われているんですね。

 

アナ はい。

 

桑田 それで、カーブは落としたいわけですから、先ほどの伸びるストレートの回転とは逆方向に与えればボールが落ちていくということですね。

 

アナ はい。

 

桑田 この逆回転を与えるためにも先ほどお話した空手チョップのイメージでボールを握ると、ちょうど逆の回転が与えられて、一度浮き上がってボールが落ちていくということなんですね。

 

アナ なるほど。これがあるから今の大谷投手ということですね。

 

桑田 そうですね。

 

その他にカーブを色々な人が深く語っています

 

以上です。

昔は誰もが投げていた使い古されたカーブがまた再評価されるというのは面白いですね。

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