2019年6月30日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース』でこの日vs.オリックスバファローズ戦で見せた埼玉西武ライオンズの源田と外崎のダブルスチールについて元横浜の平松政次、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元日ハムの岩本勉がフジテレビアナウンサーの杉原千尋と共に語っています。
シーン
3回裏 西武1点ビハインド
無死1-3塁、山川の打席で外崎が2塁に盗塁。キャッチャーは2塁に送球しセーフ。その隙に源田が楽々でホームに生還しダブルスチール成功。
岩本、平松、苫篠が語る
アナ 交流戦明け最初のゲームは西武がオリックスに勝ち越しました。
岩本 はい。西武打線がお見事ですよね。秋山・源田・外崎と、上位打線が大技小技で大暴れじゃないですか。
アナ 暴れてましたね。
岩本 その中で特に注目したいのが、打つだけじゃなくて3回裏のダブルスチールですね。平松さん、隙がないというか、辻監督が相手の守備体型を見ての見事なサインプレーでした。もう見事の一言ですよね。
平松 もちろん辻監督の采配も素晴らしいんだけど、役者が揃ってますよね。
岩本 なるほど。
平松 ここで何をしたらいいか、ここでどうするべきか、というね。昔、辻監督が現役時代のときに秋山がいたり、石毛がいたりでそういう伝統が生きている。
岩本 はい。
平松 源田なんかは特に野球をよく知っていますし、思い通りに出来ているでしょうね。
岩本 はい。苫篠さん、このダブルスチールでは特にホームクロスプレーになることなく、悠々のホームインですよ。
苫篠 そうなんですよね。だから相手の心理を読む、それから先ほど平松さんが言われたしたけど、監督のサインが出て「えっ!?」っていうのじゃなくて、「あぁ、そうきたか」となるぐらいに選手が監督の意図を理解をして、言ってみれば放っておいても野球が出来るぐらいの(笑)
岩本 あぁ。
苫篠 まあそんな野球ですよね。
岩本 なるほど。去年なんかはホークスの工藤監督が「選手がしっかりやってくれるから、僕は何もしないんだよ」というような事を言われていたんですけど、こういう試合展開を見ると、選手の野球への理解は監督にそういうコメントを出させるんですね。
苫篠 そうですね。それと源田にしても外崎にしても、センターラインを守っている選手なんですよね。センターラインを守っている選手は特に野球の知識が他の選手よりも豊富じゃなきゃいけないポジションなんですよね。
岩本 そうですね。
苫篠 その中で守備もそうなんですけど、走塁でも生きているんじゃないですかね。
岩本 攻守においてのキーマンの二人なんですよね。
以上です。