2019年9月10日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で敗戦し2年ぶりのCSへ崖っぷちとなってしまった阪神タイガースの失策の多さについて元横浜の斎藤明雄、元中日の井端弘和、元横浜の野村弘樹がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
アナ 阪神は延長戦の末にヤクルトに敗れました。
野村 斎藤さん、今日負けたことで3位CSに向けてちょっと崖っぷちになってきたかなという。
斎藤 そうですね。ほんの少しだけ首の皮一枚残っている状況ですよね。
野村 はい。ちょっと成績を出して頂きたいんですけども。
盗塁数 86(リーグトップ)
得点 481(リーグワースト)
防御率 3.54(リーグトップ)
失策 95(リーグワースト)
失点 525(リーグ3位)
野村 まあ盗塁はリーグトップなんです。ただ、現時点で得点がリーグワースト。
斎藤 はい。
野村 試合なんかを見ると、得点圏にランナーはいるんだけど、そこからの1本が出てない。
斎藤 あと1本ですよね。防御率はリーグトップで3.54ですからね。投手陣は頑張ってると思うんですよ。
野村 うんうん。ただ、失策数ですよね。
斎藤 防御率はいいんだけど、得点よりも失点が多いから、こういうチーム状況になってるんじゃないかなと思うんですよね。だから、失策を減らしていかないとダメだと思いますね。
野村 そうですね。井端さんはこの数字を見ていかがですか?
井端 まあ斎藤さんが言われた通り、エラーをすると防御率は上がらないんでね。その辺で防御率がリーグトップなのかなと思いますけど、その失策をした時にピッチャーがカバーするとか、また失策した人がバッティングで得点に貢献するという、いい流れになってくればドンドン上に行くチャンスはあるチームかなと思いますけどね。
野村 そうですね。まあ、ここ一番での1本が出るか出ないかが野球じゃないですか。
斎藤 そうですね。
野村 ここを改善していくのは難しいと思うんですけど、やっぱり失策というのは防げていけるもんですよね、井端さん。
井端 そうですね。失策を怖がって無理に捕りにいかないとかではなくて、ドンドン攻めてのエラーはいいと思うんですけど。
野村 うん。
井端 なんとなく阪神を見ていると、間に合わないのに投げて悪送球したりとかで、余計な失策が目につくかなと思いますんで、その辺をもっと冷静にやってもらえればと思いますね。
斎藤 それでピンチの時にピッチャーもワイルドピッチが多いですよ。
野村 なるほど。
斎藤 それで相手にチャンスを与えてしまってるかなという感じですよね。
野村 記録に残らないミスを含めると間違いなくこの失策数より多いですよね。
斎藤 そう思います。
野村 ついてないエラーもありますからね。だからその辺も改善していかないといけません。
以上です。