2020年8月8日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.福岡ソフトバンクホークス戦で先発し、約3年ぶりの本拠地勝利となった東北楽天ゴールデンイーグルスの塩見貴洋のピッチングについて元横浜の斎藤明雄と広島で監督をしていた達川光男がタレントの井森美幸と共に語っています。
塩見のヒーローインタビューの一部
塩見 全然勝てなくてすいませんでした!足立が良いリードしてくれますし、彼を信じて投げているので、いい結果に繋がっているのかなと思います。
塩見を語る
今季3勝3敗 防御率3.67(8/8の試合終了時点)
約3年ぶりの本拠地勝利!
井森 いいヒーローインタビューでした。達川さんの今日の熱視線はどこになりますか?
達川 塩見のピッチングですね。カーブが非常に良かったですね。
井森 はい。
達川 16球投げたんですが、ソフトバンク打線では誰も打ちませんでした。そして変幻自在でね。ストレートのコントロールがいいですし、フォークボールの落ちもいいですし、そしてカーブも相手バッターが腰を引くような感じでタイミングが合わなかったですね。
井森 えぇ。
達川 本当にいいボールでした。やっぱりタイミングが合わないと打てないんですよね。
井森 分かってても打てないという感じなんですかね?
達川 いえ、分かってたら打てます。
井森 あっ。
達川 なぜ打てないかと言うと、先ほど言った全てのボールで同じ腕の振りで投げるんです。
井森 はい。
達川 極端に言えば、カーブが一番腕の振りが速い感じにも見えますね。ギュっと腕を振ってました。斎藤明雄さんもそうでしたけど、いいピッチャーほど腕の振りが速く感じるんですよね。
井森 うーん。
達川 まあ、普通は真っ直ぐが一番腕の振りが速いんでしょうけど、今日の塩見に限って言えば、カーブが一番腕の振りが速く見えました。
井森 抜群の投球という事ですね。
達川 そうですね。
井森 そして達川さんにはもう1つの熱視線があるんですよね。
達川 はい。今日はブラッシュに代わって渡邊佳明が2軍から上がってきたんですよね。やっぱり『旬な奴はすぐに使え』という球界の格言があるんですが、三木監督がすぐに使ったんです。
井森 はい。
達川 そして渡邊は初球にすぐに結果を出した。この渡邊という選手は横浜高校の渡邊監督のお孫さんなんですよ。
井森 はい。
達川 初球のカーブを打ってヒット。お見事でしたね。
井森 積極的で良かったという事ですね。
達川 良かったどころか素晴らしいですね。
以上です。