2020年8月25日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦で久々に先発し、5回2失点ながらも今季初勝利をお預けとなった東京ヤクルトスワローズの石川雅規の投球について元巨人の斎藤雅樹と楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
7月14日以来の先発も今季初勝利はお預け
アナ ヤクルトは巨人に敗れはしましたが、先発の石川投手は7月14日以来の先発登板でした。
大久保 そうですね。5回81球で9安打2失点なんですけど、僕からしたら100点なんですよ。
斎藤 そうですね。本当によく粘って投げたと思いますね。
大久保 ですよね。
斎藤 ただ、坂本に3本打たれたんですけど、初回は2ボール1ストライクからインサイドのカットかスライダーをレフトに長打を打たれて、そして3打席目のホームランでも同じ2ボール1ストライクから同じような球を仕留められたんですよ。
大久保 インサイドに入って来る球ですよね。
斎藤 うん。ここはホームランはいけない場面じゃないですか。2アウトランナー無しでホームランが一番いけない状況じゃないですか。
大久保 そうですね。
斎藤 だからちょっと攻めが中途半端だったなあと。もうちょっと慎重にいけば1失点で収められたかもしれないですよね。
大久保 はい。片岡さんが阪神の打撃コーチの時に石川投手をどういう風に攻略しましたか?そしてどういった場合にやられましたか?
片岡 石川投手というのはどの球種もボールも打てそうに感じるんですよ。
大久保 確かに。
片岡 ですから、ベース板の上で小さく変化するのが持ち味なので、右打者の場合は左ピッチャーに対してあまり押っ付けようという意識はなくして、ある程度は引っ張りにいく方が好結果が出やすいピッチャーでしたね。
大久保 そうですよね。押っ付けにいくとチェンジアップやシンカーみたいなのでやられるケースが多いですもんね。
片岡 バットが滑ると言うんですかね。
大久保 はいはい。
片岡 逆に引っ張った方がヘッドが利いて攻略できたかなという気がしますね。
大久保 なるほど。だから石川投手はそれをバッテリーでまたミーティングして、対策を立てればまた勝てるようになると思います。
以上です。