2020年9月3日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.阪神タイガース戦で7回裏に起こった東京ヤクルトスワローズのマクガフの珍ボークのプレーについて元横浜の高木豊、元中日の立浪和義、元巨人の松本匡史がタレントの稲村亜美と共に語っています。
シーン
7回裏 2アウト1-3塁
バッターは近本。2球目に1塁ランナーの陽川は盗塁を決めて2アウト2-3塁になる。そして4球目を投げる前にマクガフが誰もいない1塁にけん制を投げてしまう。ボールがファウルゾーンに点々と転がり、その間に2塁ランナーの陽川も本塁に生還し一挙に逆転。この2点が決勝点となり阪神は4-3で勝利した。
マクガフのプレーを語る
稲村 阪神がまさかの逆転劇でヤクルトに勝利しました。
高木 立浪さん、2アウト1-3塁から1塁ランナーの陽川が走って2-3塁の形を作って。これマクガフは盗塁されているのが分からなかったんですかね?
立浪 陽川がなんとなしに走っていたのか、これマクガフは気付いてなかったのかもしれませんね。
高木 そうなんですかね。
立浪 だから1塁にけん制したんでしょうからね。1塁の坂口選手も恐らくビックリしてますよね。
高木 はい(笑)
立浪 野球は「ボールから目を離すな」と言われますけど、まさかファーストにボールが来るとは思わないですもんね。
高木 まさかですよね。立浪さんが冷静に淡々と語るんで、何か当然のようなプレーに感じるんですけど(笑)
立浪 でも、今まで野球を見てきてこのプレーは初めて見ましたね。
高木 僕も初めてですね。しかも逆転のプレーになりましたからね。松本さんはご覧になってどう感じました?
松本 ビックリしましたね。ただ、あれよく坂口の方に投げましたよね。普通だったらベースの方に投げますよね。
高木 ベースの方に投げようとしたんですけど、けん制のときにベースに付いていないのを一瞬気付いて野手の方に投げたと思いますよ。
松本 うーん。その辺は機転が利いたんですかね。
高木 まあまあ、そういう言い方もありますけど(笑) ただ、マクガフが投げる時にボールに指が全くかかっていない状態で投げてましたんでね。
松本 そんな感じですよね。自分でも「俺は何やってんだ」という感じでしょうね。
高木 立浪さん、ここで高津監督は「ボークだからテイクワンベースじゃないか」っていう抗議を審判にするんですよね。
立浪 そうですね。
高木 これはエラー扱いになったみたいでね。高津監督も抗議に行くにも苦しかったでしょうね。
立浪 我々もコメントがしにくいプレーですからね。
高木 うんうん。
稲村 野球規則によりますと。
高木 まあ、こういう事なんでしょね。
稲村 以後、こういう事がないようにしてほしいですね。
高木 ちょっとね・・・まさかというプレーですから、明日また気を取り直してやっていってほしいですね。
以上です。