2021年5月14日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦でキャッチャーならではの読みで決勝タイムリーを打った阪神タイガースの梅野隆太郎について元横浜の野村弘樹、楽天で監督をしていたデーブ大久保、横浜で監督していた大矢明彦一がタレントの稲村亜美と共に語っています。

 

稲村 阪神が巨人との接戦を制しました。大矢さん、梅野選手は貴重なタイムリーを打ちました。

 

大矢 今年の梅野は得点圏打率がスゴく高いんだけど、決勝打の場面はほとんどが外一辺倒でフルカウントまでいったんですよ。

 

梅野の決勝打の打席の配球
1球目 スライダー  (ボール)
2球目 カット    (見逃し)
3球目 ストレート  (空振り)
4球目 カット    (ボール)
5球目 チェンジアップ(ボール)
6球目 内 ストレート  →中安

 

大矢 それで最後の最後にインサイドが来て、詰まりながらもタイムリーになったんだけど、ここまで外一辺倒の配球をしていると、最後はインサイドで勝負してやろうっていう読みがあったと思うんですよね。

 

野村 なるほど。

 

大矢 そうじゃないと打てないような、キャッチャーらしいタイムリーだと思いましたね。そういうのを感じる時ってあるんじゃないかな。

 

野村 デーブさんはどうですか?

 

デーブ ありますよね。あまりにも一辺倒過ぎましたからね。でも大矢さん、最後にインサイドを張るというのは出来ないですよね。アウトコースも考えつつの対応ですからね。

 

大矢 そうだよね。でも自分がキャッチャーやってたら、これだけ外一辺倒でやってると「ここらでインサイド」っていう考えがよぎると思うんですよね。

 

デーブ そうですよね。

 

野村 やっぱり配球的にという部分もありますけど、やっぱり梅野が腹を括って振り切ったというのもありますよね。

 

デーブ そうですよね。

 

野村 それが勝利に繋がりましたよね。

 

大矢 野村さん、そういう匂いを梅野が感じたんだよ。

 

野村 なるほどね。そういうのは僕らがああだこうだ言うよりも、現場の人間が肌で感じることですからね。それを一発で仕留めた梅野は見事でした。

 

 

以上です。

梅野もキャリアを積んで読みを冴えてきてます。
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