2021年5月15日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦のリードしている終盤の場面で若手投手を起用して思い切った采配をしているオリックスバッファローズの中嶋監督の采配について元横浜の平松政次とヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの山田透と共に語っています。
アナ 田中将大から打った吉田正尚のホームランなどでオリックスが勝利しました。この試合で面白かったのが、オリックスの中嶋監督の采配です。どんどん若手を起用します。平松さん、1点リードの8回1アウト満塁でバッター浅村という場面で2年目の村西を登板させたんです。
平松 横手投げの比嘉もいるんですけどね。
アナ そうなんですよ。
平松 この村西は2年目の投手で昨年ヒジの手術をして、とにかくやる気がかなりあるらしいですね。そういう意気込みがあるからこそ託したというかね。
アナ なるほど。
平松 そこで浅村をゲッツーで抑えて見事なピッチングをしましたね。
アナ 中嶋監督のコメントがあります。「ああいう場面で使いたくなるピッチャーなので、迷わずいきました」という。
平松 ほぉー。日頃からの闘志というか気持ちが村西には出ていたんでしょうね。
アナ うんうん。真中さん、この采配はいかがですか?
真中 監督からするとああいう場面では、普通は経験のあるピッチャーを使いたくなるんですよね(笑) だから中嶋監督は思い切った采配をしてると思いますね。
アナ はい。
真中 ピッチャーだけじゃなく野手も含めて、『育てながら勝つ』というテーマを感じる起用でしたね。
アナ なるほど。真中さんもヤクルトの監督時代にこうやって若手を投入して、外部から見ていると自由奔放にノビノビ野球をしていたように見えたんですが。
真中 確かにそうなんですけど、こういう場面では通常は経験のある投手を使いたくなりますよ。
アナ そうですか。平松さん、『育てながら勝つ』というのは簡単に口にするのは出来るんですけど、実際にやるのはどうなんですか?
平松 難しいですよ(笑) 失敗がたくさんあるんですから。
アナ そうですよね。
以上です。