2021年5月30日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初勝利を上げたオリックスバファローズの富山凌雅について、そして安定していない中継ぎについて元中日の谷沢健一、元日ハムの岩本勉、楽天で監督をしていた田尾安志がフジテレビアナウンサーの海老原優香と共に語っています。
富山のヒーローインタビューの一部
富山 負けていたので、どうにかチームにいい流れを持っていきたいと思ってマウンドに立ちました。これからもっと厳しい場面でもいいピッチングができるように応援よろしくお願いします。
富山を語る
今季20試合1勝0敗10H 防御率4.50(6/1時点)
3年目でプロ初勝利!
アナ オリックスがヤクルトに勝利し、4カードぶりの勝ち越しとなりました。田尾さん、富山投手がプロ初勝利を上げましたね。
田尾 何よりもこうやって勝ち星を上げたというのが大きな自信になったと思うんですよね。「あぁ、俺もこれでプロでやっていける」というね。
岩本 はい。
田尾 だから勝ちがまだない時はモヤモヤしていたと思うですが、この勝ちを今後に生かしてもらいたいですよね。
岩本 今シーズンはもう20試合の登板と、ベンチも勝つためのピースとして考えてますよね。
田尾 そう思います。まだ防御率はそんなに良くないんですけど、他のメンバーと比較すると勝ちパターンのセットアッパーを任せてあげたいなというピッチャーだと思うんですよね。
岩本 そうですね。
課題の中継ぎについて
アナ 田尾さん、他に気になったポイントはありますか?
田尾 気になったところはオリックスのリリーフ陣の順番というのが本当に分からないんですよ。
比嘉 0回2/3 1失点
山田 0回1/3 1失点
村西 1回 3失点
富山 1回 0失点
鈴木 1回 0失点
田尾 ここに来てK-鈴木を最後に持ってきて、それで勝ちパターンのピッチャーがある程度出てましたけどね。
岩本 そうですね。ベンチとしては抑えが決まっていて、そこから逆算できるピッチャーが揃っているのがいいと思うんですけども。
田尾 うんうん。難しいと思うですけど決めた方がいいと思いますね。そうするとピッチャーに責任感が出て何とかしないといけないという気持ちになると思うんですよね。
岩本 はい。
田尾 「今日投げるのかな?投げないのかな?」という気持ちでいるのと、ある程度投げるパターンが読めているのとではピッチャーも気持ちの面で違うと思うんですよね。この辺は中嶋監督もキャッチャーですから、よく分かっているはずなんですけどね。
岩本 「いつでもいけるようにしとけよ」っていう言葉はあるとは思うんですけども。
田尾 でもピッチャーからすると、本当にいつ投げるか分からないとなるのは難しいでしょ。
岩本 まあ、そうですよね。いつ投げるか分からないというのは心の疲れもありますよね。
田尾 仰木監督もそういう使い方をしていた時期があったんですけどね。
岩本 はい。
田尾 あれは案外ピッチャーからすると苦しいと思いますよ。
以上です。