2022年6月5日にフジテレビで放送された『S-PARK』でプロ初の甲子園での登板となった北海道日本ハムファイターズの吉田輝星の投球、そして現状について藤川球児がフジテレビアナウンサーと共に語っています。
シーズン防御率4.20(6/5の試合終了時点)
アナ 今日の吉田輝星投手は阪神に3回4失点と悔しい結果になりましたが、今後の飛躍に向けて、ここで『球児の格言』をお願いします。
藤川 今回は『吉田輝星、革新中』です。
アナ ほぉ。この革新中とは?
藤川 改革ではダメなんですね。改革というのは今までを継続しながら改めることですよね。でも、革新というは新しく変わることです。
アナ はい。
藤川 輝星はフォームを変えたんですよね。それで今日は先発なんで、去年までの投球スタイルと全く同じなんですよ。アウトコース中心のね。
アナ うんうん。
藤川 だけど今は腕の位置が立ってるし、もう別の投手になっているので、今のスタイルに合わせたコースの配分とか、パワーバランスを覚えていけば全く違う結果に今日でもなっていたと思います。
アナ フォームもボールの質も良くなっている。
藤川 はい。自分を変えたので、やることも変わるんですよね。だから一つのギアが変わって、次のやることも変わる。これが噛み合うまでに、今回チャンスを貰えて、一つの新しいキッカケを掴めたので、また来年になったら僕が教えようかなと思うんですけど(笑)
アナ だから次にやる事というのはインコースになるんですね。
藤川 そうです。縦に腕が斬れるようになったので、高低を抑えるよりアウトコース、真ん中、インコースというのがスゴく投げ分けがしやすくなったはずなんですよ。
アナ はい。
藤川 今までは横に斬るので、高さを抑えるのが簡単だったんですけど、今のように縦に斬れるようになるとコースが簡単に投げ分けられるようになる。だから高さが今のところ得意じゃないので、この辺りが噛み合ってくるようにやっていければ。まあ、今日はコンディションも難しいところもあったと思うんですよね。
アナ 今日は左バッターのアウトコース低めというのが今日は浮いてしまうと危ないゾーンになっていくぞと。
藤川 はい。今日の打たれたコースですね。甲子園という球場はボールが少し浮くんですよ。だから一番打たれやすいコースにボールが集まっちゃうんですよね。
アナ 左バッターのインコースに投げれていれば、それがいい結果に繋がっていた?
藤川 打たれてからしか投げれていません。
アナ なるほど。
藤川 使い所がまた別にあっただろうというところですね。
以上です。