2022年7月22日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で苦しみながらも6回1失点でまとめて阪神タイガースの青柳晃洋のエースの投球について元横浜の野村弘樹とヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの関田日向と共に語っています。

 

青柳のヒーローインタビューの一部

青柳 先制点を与えてしまったんで、悠輔とかが点を取ってくれたおかげだと思います。

 

 

青柳を語る

この日の青柳の投球内容
6回99球 被安打5 奪三振2 四球2 失点1
今季11勝1敗 防御率1.37(7/22の試合終了時点)
流れを渡さない投球術!

 

アナ 阪神はDeNAに勝利。青柳投手が11勝目です。野村さん、この試合のポイントをお願いします。

 

野村 まずはDeNA打線が青柳を攻略できるかってところだったんですよね。それで結果的に6回1得点で楠本のソロホームランだけだったんですよの。

 

真中 はい。

 

野村 糸口どまでは言えないんですけど、3回表の桑原の打席でそういうのが見えたんですね。追い込まれながらも逆方向を意識しながら粘って粘って、球数を投げさせて四球をもぎ取った。全員がこういうバッティングをしろとまでは言わないんですけど、これが少し青柳攻略の糸口に感じたんですよね。

 

真中 うんうん。

 

野村 球数も今日は6回99球と投げさせてたんですよね。

 

真中 でもここまでどこのチームも青柳に抑えられて、左バッターを並べたりで色んな試行錯誤をしながら攻略できてないですよね。

 

野村 だからそこが青柳のスゴさで、結局糸口が見えたように感じても4回表の楠本のソロホームラン1本だけなんですよね。

 

真中 そうですよね。

 

野村 やはり4回に1点取られて、直後の4回裏に大山が2ランを打って逆転してくれましたよね。

 

真中 そうでした。

 

野村 それで5回6回はどうなるかなと見てたら、やはり3人3人でキッチリと切って上がるんですよ。この辺が勝てるピッチャーだなと。調子が悪いながらも高さなのか、コースなのかを間違わないで芯やタイミングを外したりしながら、押すところは押して、引くところは引くというピッチングが出来る。

 

真中 うんうん。

 

野村 やはりここまで11勝目するピッチャーだなと。

 

真中 大山のツーラン以降にちょっと攻め方が変わったとかはないですか?

 

野村 攻め方というよりも、逆転してもらって『ここはやらなきゃいかん』というのが頭に出てくるんですよね。

 

真中 なるほど。

 

野村 ギアを上げたとまでは言わないですけど、ボールを動かしながらもコースを突いて三者凡退で切り抜けられるあたりが流石ですね。

 

 

以上です。

まさにエースの投球ですね。
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