2022年10月29日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』で日本シリーズ 第7戦 東京ヤクルトスワローズvs.オリックスバファローズの展望について元横浜の斎藤明雄と楽天で監督をしていたデーブ大久保がタレントの井森美幸と共に語っています。

 

先発投手

井森 明日の日本シリーズ 第7戦の展望です。予告先発はヤクルトがサイスニード投手、オリックスが宮城投手となっています。明雄さん、どう見てますか?

 

 

斎藤 多分これは投手戦になると思うんですけどね。前回のサイスニードは4回までしか投げてない、宮城も6回途中まで投げて負け投手になってますからね。この辺で宮城は若いけど負けん気の強いピッチャーなので素晴らしいピッチングしてくれるんじゃないという期待がありますね。

 

井森 なるほど。デーブさんはどうご覧になりますか?

 

大久保 サイスニードの持ってる力、強さが前回の第2戦の登板ではなかったので、この何日間かでどう調整してきてるのかなっていうのを見てみたいです。

 

井森 うんうん。

 

大久保 宮城は宮城で自分らしいピッチングはしてるんですよね。右打者にはインコースに攻めてチェンジアップを投げたりとか。まあピッチャーがカギを握ってますよね。

 

井森 うーん。そうなると明日の試合は投手戦になりそうかなっていう。

 

斎藤 投手戦になるというよりかはバッター陣。オリックスが今日の第6戦では3得点でヤクルトが1安打に抑えられてるという内容なので、相手ピッチャーが投げてくる狙いの球種は一回りまでは絞ってくるんじゃないかなと。そういう駆け引きがあるんじゃないかと思いますね。

 

井森 デーブさんはその点はいかがでしょう?

 

大久保 そうなると監督は先発をどこまで引っ張るのかっていうのがキーになってきますよね。そこでオリックスはあれだけのピッチャーがいるんですよね。

 

井森 中継ぎ陣がねぇ。

 

 

中継ぎ陣

 

大久保 ヤクルトもいない訳じゃないんですよ。ヤクルトは配球、リード、テクニックで抑えるピッチャーが多いですよ。逆にオリックスはぶん投げとけばいいっていう。

 

井森 はい(笑)

 

大久保 力で抑え込みますからねぇ。こうなってくると山本不在を忘れさせるくらいの事ですからね。山本が2試合投げないのと一緒ですからね。

 

斎藤 そうですよね(笑)

 

井森 明雄さん、中継ぎ陣に関してはいかがでしょうか?

 

斎藤 オリックスが目立ってますから強いのは強いんですけど、ヤクルトも負けてないですからね。

 

井森 はい。

 

斎藤 デーブさんが言われたようにピッチャーの代え時ですね。「あと1人頑張れ」というのではなく代えるならパッと代えた方がいいと思います。だからブルペン陣も準備を早くした方がいいと思いますね。

 

井森 ポイントはその辺だと。

 

大久保 ヤクルトは特にそうですよね。王手をかけられちゃってるわけだから。

 

井森 えぇ。

 

大久保 もう9回で終わらせるくらいのリレーでいった方がいいと思いますよ。

 

斎藤 もし延長に入ったら「このピッチャーで任せた」というのを1人か2人残してね。

 

大久保 「3イニングはこのピッチャーに任せるしかない」というピッチャーをね。

 

井森 それくらいの代え方しかないんじゃないかという。

 

大久保 そうですね。

 

 

両チームの打撃陣

井森 そしてここで第6戦を戦ってのヤクルトの打撃陣の成績です。

 

 

井森 明雄さん、いかがでしょうか?

 

斎藤 まあ、村上は本来の打撃が出来てないのかなっていう。相手バッテリーが村上を上手く封じ込めてるかなという感じがあるので、その辺だけだと思いますね。

 

井森 うーん。

 

斎藤 1人誰かが打てば乗っていけるチームですから、それでいいと思いますよ。

 

井森 ヤクルト打線はやっぱり強いですもんね。

 

斎藤 強いですよ。

 

井森 デーブさんはヤクルト打線をどう見てますか?

 

大久保 やっぱり強いですよ。山田哲人と村上、この2人が打たないとねぇ。

 

井森 この2人が打つとチームに勢いが出てきますもんね。

 

大久保 士気が上がりますからね。

 

井森 あと村上選手が打つとワクワクする感じで見れますもんね。

 

大久保 初回なんかに村上が2ランでも打ったら一気に行きそうな感じもありますもんね。

 

井森 そうなると日本シリーズはどうなるんでしょうね。

 

大久保 分かんないです。本当に分かんないです。

 

井森 はい(笑) 予想するのも大変ですよね。難しいですよね。

 

斎藤 やはり第2戦の引き分けというのが大きいですね。それで点が取れないから打線に元気がないように見えてる。

 

井森 えぇ。

 

斎藤 打線に元気がないんじゃなくてバッテリーが上手く攻めてるというのが大きいですよね。

 

 

井森 そしてこちらがオリックスの打撃陣です。

 

 

井森 デーブさん、いかがですか?

 

大久保 明雄さんが言うようにバッテリーが上手く抑えてるんですよね。しかも短期決戦だから打率も関係ないですよね。

 

井森 決してッターの調子が悪いという事ではないですよね。

 

斎藤 うんうん。

 

井森 じゃあ、なかなか難しいですね。

 

斎藤 これ一人誰かがポンっと打てば、もっと点が入っていると思います。それで打てないから僅差のゲームが多いんですよね。だからしつこいようですけど、両チームのバッテリーが上手く抑え込んでるんだと思います。

 

井森 そうなるとオリックスのキーマンは吉田選手になりますか?

 

斎藤 私は吉田よりも杉本だと思う。

 

井森 あっ、杉本選手。

 

斎藤 はい。彼が一番のキーを握ってるかなと。だから村上のあとを打つバッターが重要と言われますけど、吉田のあとを打つ杉本も重要だと思いますね。

 

井森 今日もタイムリーを打ちましたからね。デーブさんはヤクルトのキーマンに誰を選びますか?

 

大久保 やっぱり王手をかけられたのはヤクルトな訳ですからね。もうヤクルトはキーマンとか言ってられないですよ。それこそ作戦で泥臭くいくのか、今まで通りにノビノビとやるのか。この見極めも監督の手腕じゃないですかね。物凄く楽しみです。

 

斎藤 エンドランとか動きがないよね。

 

大久保 ないですよね。

 

斎藤 そういう動きでをすればいいんじゃないかなと思いますよ。

 

井森 本当に明日どっちが勝つか大注目ですね。

 

 

以上です。

どちらが勝つのか。

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