阪神マジック7！冴え渡る岡田監督の采配を大矢 五十嵐が語る

2023年9月9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2023』でこの日のvs.広島カープ戦で快勝した阪神タイガース。その中で冴え渡った岡田監督の采配について元ヤクルトの五十嵐亮太と横浜で監督をしていた大矢明彦がフリーアナウンサーの梅田淳と共に語っています。

アナ　大矢さん、ポイントは2回裏の攻撃に訪れました。

大矢　もう逃さないんですよね。

アナ　そうでした。

大矢　もう優勝を意識しながらゲームをやってるはずなんですけどね。佐藤の長打からノイジーの右打ち。そして坂本に送りバントをさせて木浪にタイムリーヒットが出て。それで大竹の打席で広島の先発の森下の投球をベンチは見てたと思うんですね。

アナ　はい。

大矢　送りバントをさせにいってボール2つ。ここで真っ直ぐを投げてくるだろうなと。それなら打たせようと。もう岡田監督の読み通りの展開ですよね。

アナ　ねぇ。

大矢　そして選手が期待に応えて、采配がハマってますよね。

アナ　五十嵐さん、大竹のバスターはいかがですか？

五十嵐　もう岡田監督はサインを出すときに笑ってましたもん。「あぁ、決まるだろうな」くらいの感じですよね(笑)

アナ　はい。

五十嵐　大竹も抑えたときは喜ばないんですけど、打ったときにめちゃくちゃ喜んでますよね。

アナ　2塁ベース上でそうでしたね。

五十嵐　そういう大竹を見られて嬉しかったですよ。

大矢　打ったときに会心のスイングだよ(笑)

五十嵐　そうですね。外野フライでもいいやというくらいでしっかりと振れるのがスゴいですよね。

大矢　本当にスゴいですよね。

アナ　そしてその大竹は投げる方では10勝目となりました。

アナ　大矢さん、これについてはいかがですか？

大矢　昨日、村上が10勝してね。それで今日カープ戦ということで自分でも「やってやろう」という気持ちが強かったと思うんですよね。

アナ　はい。

大矢　いいボールを低く投げられましたよね。左バッターが並んでましたけど、それも気にならないくらい上手く揺さぶって安定感のあるピッチングでした。

アナ　しかも明日、伊藤将司が10勝目となれば10勝トリオが出来上がる。

大矢　まあ、タイガースは左ピッチャーが大活躍ですよね。

アナ　それで尚且つ、岡田監督の中継ぎ陣の使い方。この起用法はいかがですか？

五十嵐　お見事ですね。やはりバッターの相性とか、ピッチャーの投げ方によって合う合わないとかを、多分岡田監督は見えてると思うんですよね。

アナ　うんうん。

五十嵐　「このバッターにはこのピッチャーがハマるだろうな」と。あと逆も言えると思うんですよ。自分のところのピッチャーに対して代打で誰を送ればハマるのかとかね。その辺で先読みが出来てると。しっかりも選手のことを理解して起用してるところがね。やっぱり偶然ではないですよね。

アナ　それが重要ですよね。

五十嵐　はい。

アナ　三手先、四手先を読んでますね、大矢さん。

大矢　そうですね。今日の継投も6回表に末包が代打でヒットを打って始まったんですよね。そこは結果的に抑えたんだけど、7回表のピンチ次に右バッターのデビッドソンが出てきたところでスパッと代えにいけたんですよね。

アナ　はい。

大矢　その辺の割り切り。自分でもどの辺でどう継投しようというのが本当にしっかり出来てましたね。

以上です。