2018年6月15日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.ロッテ戦で勝利し全11球団から勝利を達成した読売ジャイアンツの菅野智之のピッチングについて楽天で監督をしていたデーブ大久保、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元横浜の野村弘樹がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
【この日の菅野の投球内容】
9回126球、被安打6、奪三振9、四死球0、失点0
今季7勝4敗 防御率2.08 (6/15の試合終了時点)
【菅野のヒーローインタビューの一部】
菅野 まあ、チームに迷惑掛けていたんで、何とかしたいっていう思いで投げました。無駄な球がけっこう多かったんですけど、最後まで投げられたので良かったです。
アナ 菅野投手、無四球完封は今シーズン2度目ということです。
大久保 はい。今日はコントロールが良くなくて苦しんでいる様子があって。
アナ はい。
大久保 野村さん、千葉マリンは風が強くて変化球が物凄く曲がり過ぎてしまうという特性があって、バッテリーは対策を立てるんですけど、風の影響があった中でね。球種別の内訳があるんですけど。
この日の菅野の球種内訳
ストレート | カット | スライダー | カーブ | シュート | フォーク |
45 | 26 | 23 | 8 | 10 | 14 |
野村 はい。
大久保 カットとスライダーが異常に多い。
野村 多いですね。
大久保 ですよね。これどう思います?
野村 まあ、もともとスライダーのいいピッチャーなんで、ある程度は想像がつきますよね。そして、千葉マリンの風という部分では今日どれぐらい風が吹いていたのかは確認できていないですけども、マウンドに立ってみなきゃ分からないんです。
大久保 うん。
野村 それで、風って1球1球変わるじゃないですか。
大久保 確かに。
野村 だから、今日は無四球完封といえどもコントロールはあまり良くなかったというのも、やっぱりそこに原因があると思いますね。
大久保 なるほどね。
野村 だから、曲がり過ぎたり、曲がらなかったりというのはあるんじゃないですかね。
大久保 なるほど。笘篠さんはバッターで、僕らはアゲインストの時は一発狙わずにライナーを狙うとかあるじゃないですか。
笘篠 はい。
大久保 配球を変えた時にどう対処します?というか、今日のロッテ打線は名前負けしたというぐらいの印象があるぐらいやられていましたね。
笘篠 うーん。もっと真っ直ぐがドンドン!と来るぐらいのイメージはあるのかなという感じがしますよね。
大久保 なるほど。
笘篠 菅野ぐらいのピッチャーなんで強い真っ直ぐというのが常に頭の中にあったんじゃないですかね。
大久保 そうでしょうね。フォークが14球とちょっと少ないかなみたいなところがあったんで、まあ、頭も使える素晴らしいピッチャーですね。
アナ そうですよね。また、良くない中で完封しちゃうっていうのが凄いですよね。
大久保 無四球ですからね。
以上です
11球団から勝利達成ですから立派です。菅野なんで慣れない千葉マリンでも風を利用するぐらいのことは余裕でありそうですね。