2018年6月19日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.SB戦でハーフスイングの判定で主審への暴言で退場となった東京ヤクルトスワローズの青木宣親について元阪神南海の江本孟紀、元横浜の高木豊、元ロッテの里崎智也がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
アナ ヤクルトはこんな場面がありました。7回裏に青木選手がハーフスイングの判定を巡って暴言による退場ということでした。
高木 そうですね。江本さん、僕はこういう執念がある人っていうのが何か少ないような気がして。
江本 あー。まあ、確かにね。
高木 うん。1打席、1球を青木はスゴく大事にしてて、そうしたら後輩に良い影響を及ぼすんじゃないかと思っているんですけど。
江本 うん。まあ、それはバッターはそういう気持ちがないといかん。だけど、ピッチャーからしたら、俺だったら2、3歩前に行って「おい青木、お前三振じゃねーか」って言いそうだけどね(笑)
一同 (爆笑)
江本 「アンパイアが正しいよ!」みたいな事を言いそうだね。
高木 でも、江本さんも際どいコースだったら、マウンド下りてきて「ストライクだろ!」って文句を。
江本 いや、あんまりやらなかった。意外と。
高木 あぁ、そうですか。
江本 うん。昔、空振りしたのに太ももに当たってデッドボールだと文句言っていた奴がいてね。マウンドから下りて行って「お前!三振じゃないか!」とかって言った事はあるけどね。
高木 うんうん。
江本 ピッチャーとバッターはちょっと立場が違うから。
高木 なるほど。里崎さんはどうですか。このシーンを見て。
里崎 そうですね。
高木 後で見て反省するパターンだって言っていたけども。(※本編のダイジェスト解説でそう言っていました)
里崎 はい。
高木 こういう執念というのはチームに浸透すると何か粘っこい打線になるんじゃないかなと思って。
里崎 気持ちは分かるんですけど、僕は現役時代にほぼ文句を言った事がないんで。
高木 ほんとに?
里崎 はい。言ったところで判定は変わらないんで。
高木 まあ、そりゃそうだね。
里崎 文句を言って人として嫌われるより、気に入られた方が絶対にいいんで。もう文句とかはほぼ言った事がないんですよ。
高木 なるほど。
里崎 だから、淡々とやって、後でビデオを見て審判の判定が間違っていたら次の日に「間違っていましたよ」って言うだけです。
高木 なるほど。
里崎 確証を持ってからでしか言いに行かないです。
高木 おぉ、けっこう慎重派だね。
里崎 いや、文句を言ったところで変わらないですもん。
高木 まあ、そりゃそうですけど。
里崎 そこで言って何か変な感じに思われて、所詮人間ですから、判定が厳しくなるよりはやっぱり良好な関係で。
高木 うん。
里崎 それと僕はキャッチャーなんで、ずっとそこにいますから。
江本 ストライクボールの際どいところ投げてボール判定された時に、『ん?』っとやったらね、昔のアンパイアでね。
高木 うん。
江本 (親指と人差し指でちょっとのジェスチャーをしながら)これぐらい外れてるって言う人がいたよ。『これ何やこれ!』ってなった(笑)
一同 (大爆笑)
高木 うん。確かにいましたね。これぐらいって(笑)
江本 そうそうそう。
高木 本当に見えてんのかって思うような。
江本 そうしたら、次はこれぐらい(10センチぐらいの幅を示すジェスチャー)外れてもストライクと言ってくれる場合もあるからね。
高木 あぁ、なるほどね。
江本 うん。
高木 僕も内野安打をアウトにされて次の日にツースリーからど真ん中をボールと言ってくれた審判がいました。
江本 うん。それが面白いんだよねぇ。
里崎 関係性を良くしたいですよね。
江本 そうそう。
高木 話の趣旨がドンドンこの二人によって何か変えられたんだけど(笑)
一同 (笑)
高木 大丈夫かな(笑)
アナ でも、色々と裏側で聞けましたね(笑)
高木 そうですね(笑)
以上です。
話の趣旨が青木から大きく離れましたけど、面白い話でした。