2018年7月11日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のシアトルマリナーズ戦で左ピッチャーから22打席ぶりのヒットを放ったアナハイムエンゼルスの大谷翔平の打撃についてメジャーで活躍した高橋尚成がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に解説しています。
【この日の大谷の打撃内容】
1打席目 四球
2打席目 セカンドゴロ
3打席目 セカンドエラー
4打席目 ファーストゴロ
5打席目 レフト前ヒット
【大谷の試合後のコメント】
大谷 (左投手から久々のヒットについては)軌道であったりとか、少し違うので慣れていかなといけないので、しっかりと対応しないといけない。まあ、常にどうやったらうまくいくのかを考えながら、今の打席よりも次の打席が良くなるように工夫してやりたいなと思います。(3打席目のエラーでの出塁については)ちょうど中間のシフトの間だったので、打った瞬間はセーフになると思いながら走っていました。(自打球の影響については)プレー中はもう気にしていられないので、しっかりと次の塁に進めるように走りたいと思っています。
アナ 大谷選手、最後の最後でタイムリーヒットが出ました。高橋さん。
高橋 出ましたね。良かったです。いいダメ押しのタイムリーヒットだったと思いますね。やっぱり、大谷選手が打つとチームの雰囲気が一気にガラっと変わるということをマリナーズに植え付けたと思うんですよね。そういう意味では明日からのマークも厳しくなるんじゃないかと思いますね。
アナ そうですね。しかも、今日打ったヒットは苦手とされる左投手からでした。
高橋 うん。過去の打席の反省をしっかりと生かした打席だったのかなと思いますね。
アナ うん。
高橋 まあ、今日打った投手は7月4日に1打席だけ対戦した相手(マリナーズのエリーアス)なんですよね。
アナ はい。今月の4日にマリナーズ戦で対戦していましたよね。
高橋 まあ、この時はアウトコース中心のスピードボールで攻められたんですけど、結果は引っ掛かけてのセカンドゴロになってしまったんですけど、その時のイメージがかなりあると思うんですね。
アナ はい。
高橋 今日はそのイメージを持ちながらバッターボックスに立っていると思うんですよね。その中で速球をレフトの方向に持っていけたのは良かったのかなと思いますね。まあ、強く振って引っ掛けるより軽打というイメージですね。左バッターが左ピッチャーを打つお手本のような打ち方をしたという感じですね。そういうところからも大谷選手の対応能力の高さがまた改めて分かると思いますよね。
アナ しかも、一度見た投手をこうやって打っちゃいますからね。
高橋 そうですね。本当に対応が早いですよね。
アナ そして、気になる右ひざの自打球の影響なんですけが、第3打席の1塁到達タイムが4秒00で今シーズンのベストと比べてもほぼ変わりません。これはもう問題なさそうですかね?
【大谷のファーストまでの到達時間ベスト3】
1位 3秒98 5月25日
2位 3秒99 5月25日
3位 4秒00 この日の7月11日
高橋 はい。問題ないと思いますね。まあ、インタビューの中でプレー中は気にしていられないというようなコメントをしていましたけど、これだけ走れれば今後は内野安打も増えていく可能性もありますよね。
アナ 警戒した相手のミスも誘えそうな足の速さですよね。
以上です。
左投手にはずっと苦労していました。22打席も打てないとなると使う方も左投手相手だと使えないと思いますよね。それを乗り越えないといけません。