2018年7月18日にAbemaTVでZOZOタウン前澤友作社長の「球団を持ちたい」というツイート内容について古田敦也がテレビ朝日アナウンサーの徳永有美と共に語っています。番組によると10年来の親友の杉本宏之さんの話では、前澤社長は根っからの野球少年で野球の話になるとウキウキして「知っている選手を言ってみてよ」と質問されると「村田兆治、クロマティ、バース」と答えて「80年代かい!」というような笑い話をするぐらい野球が好きなようで5年ぐらい前から「次はプロ野球しかないよね」という話をしていたらしいです。

 

前澤氏の話から始まる

アナ 古田さん、驚きました。ZOZOの前澤社長が球団を持ちたいということですけど。

 

古田 そうですね。

 

アナ これは今シーズンが終わってから申請をして承認される可能性というのは。

 

古田 うーん・・・。まあ、現実的なことを言うと今シーズンは難しいかもしれないですね。だってもう7月とか8月でしょ。

 

アナ はい。

 

古田 さすがにちょっと間に合わないかなというのはありますね。

 

アナ あと、申請の際の基準というのも全然分からないんですけど。

 

古田 えぇ。

 

アナ 例えば、前澤さんの人望といいますか、お人柄みたいな。

 

古田 いや、最終的には個人的にというよりは参入には審査を受けることになるんですよね。

 

アナ はい。

 

古田 審査を受ける際に、これは身売りかどうかというのは、ちょっとロッテがどうのこうのという話になっていて球団社長が否定したりしていますけど。

 

アナ はい。

 

古田 まあ、それはちょっと何にも決まっていない話なんで、もともとの球団を買収したいとなったら、売りたい球団がないとダメなので、売りたいと思っている球団の所に「私が買うから」と言ったところで誰も買えませんから、そういう交渉もしていないでしょうから、まず第一歩としてこういうアドバルーン的に持ってみたいという気持ちを出されたんじゃないですかね。

 

アナ そうですよね。

 

 

買収と噂されたロッテ球団がコメント

アナ それで、今回の騒動を受けてのロッテ球団なんですけど、古田さんが先ほど仰いましたように、山室球団社長は「売却する意思はありませんし、今後もありません」と断固否定されています。そして、「交渉のテーブルにも着くことはありません」と仰ってはいるんですけど。

 

古田 うん。

 

アナ まあ、だから、ロッテ球団としては『球団売却はないよ』ということです。そうなってくると、前澤さんとしては買収というよりも新規参入を考えると。

 

古田 そうですね。もともと買収するとは言ってませんからね。そういう言い方なので新規参入を考えているんじゃないですかね。

 

 

新規参入することになればどうなるか

アナ そうなってくると、現在のセ・リーグとパ・リーグは6チームずつになっています。そこにZOZOが入ってくるとなると、どうなるか。例えば、セ・リーグに入るとしましょう。

 

古田 はい。

 

アナ そうなると、セ・リーグが7チームということになりますから、これはちょっと試合形式としては1チームが余ることになるから大変ですよね。

 

古田 まあ、そうですね。やりにくいというだけで出来ないというわけじゃないんです。メジャーリーグでも5球団で1リーグをやっていた時もありましたから。

 

アナ そうなんですか。

 

古田 その場合だと1チームが休みになったり、インターリーグで他リーグとの試合をしたりとかで日程を組むことが出来ないわけじゃないんですけど、やはり偶数の方がいいですよね。

 

アナ そう。偶数となると、ZOZOがセ・リーグに入るとしたら、セ・リーグを8球団にして、パ・リーグも8球団にした方がいいですよね?

 

古田 まあ、ベストと言いますか、よく16球団構想なんて拡大案があって、僕もそっちを応援している方ですけどね。

 

アナ はい。

 

古田 16球団にするのがベストかと思いますね。

 

 

古田は16球団構想がベストだと考える

アナ 古田さんも16球団がいいということなんですね。

 

古田 そうですね。それは野球のスタイルとしてやりやすいというのもありますし。

 

アナ はい。

 

古田 楽天が仙台で球団を作って、楽天はもともと東北に縁も所縁もないんですけど、東北を盛り上げるという意味でいうと、非常に盛り上がって、企業の価値も上がりましたよね。

 

アナ はい。

 

古田 だから、そういう意味で言うと、企業が球団を持つということは非常に価値があるということを楽天であったり、DeNAであったりが証明しているんでね。

 

アナ そうですね。

 

 

古田 持ちたい球団が出てくるんじゃないですか。

 

アナ 楽天にしてもDeNAにしても地域密着で地域の方がが物凄い楽しんでらっしゃるっていうね。

 

古田 今は横浜スタジアムでDeNAのチケットが取れないっていう時代が来ていますからね。

 

アナ そうですよねぇ。

 

古田 僕らの頃ではちょっと考えられないですね(笑)

 

アナ あぁ、そうですかぁ。

 

古田 はい(笑)

 

アナ そう考えると16球団に増えるというのは夢があるなあと思うんですけど。

 

古田 そうですね。例えば、地区を西地区と東地区にするとコストも下げられるんでね。

 

アナ はい。行き来もしやすい。

 

古田 今だと北海道から九州に行って、埼玉に行って、あっち行ったりこっち行ったりで時間もお金も掛かってしまうんですけど、そうやって地区に分けることによって、日本人って地元意識が強いじゃないですか。

 

アナ はい。

 

古田 『うちの球団を』とか『この地区だから応援するんだ』と。『隣の県は関係ないよ』と。

 

アナ はい。

 

古田 そこで戦う。高校野球みたいですけど、そういうライバル意識がある方がいいんで、これぐらいは僕は全然できると思いますね。

 

 

ホリエモンが何故かいっちょ噛みしてくる

アナ さあ、その16球団構想に関して、あのホリエモンさんがツイッターでこのように述べているんです。ホリエモンさんが前澤さんに対して

 

引用

というわけでひっそりと動いている16球団化のキーマンを前澤さんに紹介しときましたよ。四国アイランドリーグベースに一球団、BCリーグベースに北信越に一球団、静岡に一球団、沖縄に台湾と米軍連携で一球団っていいと思う

堀江貴文 Twitterより

 

 

アナ 昨日(7/17)、ツイッターで発信されたんですけど、この16球団化のキーマン。

 

古田 はい。

 

アナ このような話が動いているんだと同時に『キーマンって誰なの?』って思ってしまったんですけど、何か私たちとしては『キーマン?古田さん?球団再編の時も色々と選手会長で?』というところで、キーマンは古田さんということだったりしないんですか?

 

古田 えーっと・・・彼が言っているキーマンは僕じゃないですね(笑)

 

アナ 古田さんではない。

 

古田 残念ながら。でも、僕は以前から16球団ぐらいあって然るべきだと公言していますから、あった方がいいと思っていますから、ホリエモンのこれに関しては僕ではないですね。

 

アナ じゃあ、16球団化というのは割と理想的な話として動いている方もいらっしゃるということなんですか?

 

古田 そういうことがあった方がいいんじゃないか。特に地方というのはこれからを考えた場合に地方創生とか言われていますけど、目玉がないんで。

 

アナ はい。

 

 

古田 やはりアメリカでもそうなんですけど、一つ一つの都市に自分たちがしっかりと応援できるようなスポーツクラブがあるということで街の魅力が作られていくので、今だと東京の一極集中で東京からみんなが外に行くということが起きないので、地元を愛するというふうになっていくんで、こういう目玉になっていくような、プロ野球は一番人気のあるスポーツなんで、持ちたいという企業の人はいますよね。

 

アナ はい。

 

古田 だから、地方自治体もだいたい名前が挙がっていますよね。新潟と松山と静岡と那覇でしょ。ハッキリ言うとね。

 

アナ 松山坊ちゃんスタジアムとかですか。

 

古田 もうあるんですよ。球場が既にあるし独立リーグで選手も獲れるという話も具体的にホリエモンもしているんで。

 

アナ はい。

 

古田 まあ、堀江さんもそれなりに詳しいなと思いますね。

 

 

前澤社長以外に手を上げる企業はあるのか

アナ そういうことなんですね。でも、ただ、今回は前澤さんのような元気のいい方が手を上げて、これからどうするかというのがあると思うんですけど。

 

古田 うん。

 

アナ 16球団にするとなると、他に3球団、手を上げる方がいらっしゃるのかというところで。だって、お金も掛かるわけじゃないですか。

 

古田 もちろんそうですよね。ただ、先ほども言いましたけど、楽天もDeNAも球団を持つことによって企業価値が上がって成功している。

 

アナ なるほど。

 

古田 多少の赤字にはなるかもしれないですけど、それ以上にプラスが多いと考えるならば・・・まあ、前澤さんは球団を持ちたいとか、野球が好きだという思いがあるみたいですけど、そういう思いじゃなくて、企業の価値を上げられる可能性があるということであれば、株主に対しても球団を持つ意味を話せるわけであって、そういう意味でいうと全然あると思いますね。

 

 

アナ どんな会社が手を上げそうなんですかね?

 

古田 それは具体的に言われへんわあ(笑)

 

アナ ハハハ(笑)

 

古田 俺が言うとリアルやなあ。

 

アナ そうですかあ。

 

古田 ただ、これに刺激された方もいると思いますから、僕は今年、来年中に少なくとも1人は手を上げると思いますね。

 

アナ えぇぇ!?

 

古田 奇数じゃダメじゃんという話になって、『じゃあ、俺がいくか』っていう元気な経営者がいらっしゃると思いますよ。

 

アナ 本当に楽しみですね!

 

古田 楽しみですよ。どこでやるかですよ。

 

 

新球団の選手の確保について

アナ あとは選手も。

 

古田 選手も今みたいにBCリーグだったり、四国アイランドリーグだったり。

 

アナ はい。

 

古田 僕が一番言いたいのはNPBがこれを機会にエクスパンションするんだと。

 

アナ エクスパンションとは。

 

古田 エクスパンションは拡大という意味なんですけど。

 

アナ はい。

 

古田 日本中で野球ができるようにみんなでやろうよと。

 

アナ うん。

 

古田 それで、エクスパンションドラフトと言って、2軍の選手だったりをドラフトで獲っていくというのをアメリカとかどこでもやるんですけど。

 

アナ へぇ~。

 

古田 それもNPBが主導で野球はまだまだ価値があるんだから、みんな日本中でやろうよというのを打ち出してほしいですね。

 

アナ いやぁ、ちょっとどうなるか分からないですけど、未来が楽しみだなという気がします。

 

古田 うん。

 

 

以上です。

どうなるのか楽しみです。いきなり拡大は難しいでしょうから、まずは2球団を増やして実験してみた方がいいと思いますね。

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