2018年7月28日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のサンディエゴパドレス戦で先発し7回1失点の好投を見せたアリゾナダイヤモンドバックスのグレインキーのピッチングについてメジャーで活躍した石井一久がフリーアナウンサーの上田まりえと共に解説しています。
【この日のグレインキーの投球内容】
7回98球、被安打6、奪三振6、与四死球0、失点1
今季12勝5敗 防御率2.96 (7/28の試合終了時点)
【グレインキーの試合後のコメント】
グレインキー コントロールが良く、球も走っていたのが今日の勝因だ。
アナ ダイヤモンドバックスのグレインキー投手、圧巻のピッチングでした。
石井 はい。今日は効果的なピッチングとしては、緩急を使ったピッチングで打者を打ち取っていた感じがしますね。
アナ はい。では、まず5回裏1アウト1-3塁の場面です。
【その場面を見ながら解説】
石井 ここは一打出れば失点のピンチの場面なんですけど、あんまり使わない勝負球の112キロのスローカーブです。それを使ってダブルプレーを取っています。
アナ はい。
石井 次は7回裏のランナー1塁の場面で、今度は内角にチェンジアップを投げてダブルプレー。このチェンジアップが効果的で、打者のタイミングをズラしていて、ここでもダブルプレーを取ってますし、ゴロを打たせることができていましたよね。
アナ 今日のグレインキー投手なんですが、アウト21個のうち12個がゴロアウト。これは今シーズン自己最多ということなんですよね。
石井 そうですね。今見てもらいましたようにカーブだったり、チェンジアップをスゴく使っていたんですけど、あとはグレインキー投手独特のフォーシームですよね。
アナ はい。
石井 左バッターには少し入ってくるようなカットボール系だったり、フォーシームでも多少変化するボールというのがこの試合ではけっこう有効に使えていたように思います。
アナ はい。前回は13奪三振で三振を多く奪うスタイルですよね。(※この日は6奪三振)
石井 まあ、三振も取れるピッチャーなんですけど、ダブルプレーが欲しい場面では、しっかりとチェンジアップを膝下に落とせて、ゴロを打たせることができていた試合だったし、三振を奪うスタイルじゃなくて、ゴロアウトを多く取るスタイルでも試合を作れるんだと思います。
アナ はい。まあ、ナ・リーグ西部地区のダイヤモンドバックスも1位のドジャースとゲーム差が1.5ですからね。こちらも熱いですよねぇ。
石井 まあ、グレインキーも元ドジャースに所属していたので負けたくはないと思いますね。
アナ グレインキー投手、次の登板も期待です。
以上です。
グレインキーの見事なピッチングでした。