2018年7月30日に関西テレビで放送された「報道ランナー」で元阪神南海の江本孟紀が広島戦で大炎上して2軍降格となった阪神タイガースの藤浪晋太郎に色々と提言しています。関西テレビアナウンサーの新実彰平と共に語っています。
アナ 江本さん、ズバリ伺います。藤浪投手の今シーズン中の復活はあるのか、ないのか。こちらです。
モニターに復活は『ない』と表示される
アナ えぇ!?ないですか?
江本 もうないでしょ。というのはね、もう復活するだけの期間も、もう1回調子をあげるような時間がね。それと精神的にも堪えているところもあるしね。
アナ そうですねぇ。今シーズンの成績はこちらです。(※フリップを出す)
藤浪の今季成績
9試合2勝3敗 防御率6.34
2018年7月26日 vs.広島戦
0回1/3、被安打2、四球4、失点5
プロ最短で降板
アナ 2勝3敗で防御率が6.34。気持ちが堪えているというお話がありましたが、あの広島戦はキツかったですよね。ちょっと雨もかなり降っていてねぇ。今の藤浪選手にこの条件は厳しかったですか。
江本 もともと調子が悪いところに、普通のピッチャーでも雨で1時間以上待たされると調子を出すのは大変ですよ。
アナ そうですか。
江本 これはちょっと割り引いてあげないとね。
アナ でも、今シーズンは2勝していますけど、いい時は本当にストライクはドンドン入ってという。アカン時はボロボロになってしまう。このへんはどう見たらいいんですかね?
江本 今年も悪い癖が出ているんですよね。
アナ 癖が出ている・・・。
江本 うん。突然ストライクが入らなくなったりとか。
アナ はい。
江本 それと、投球フォームがインステップをするんで、それを直すためにちょっと2軍に行ったりとかして。結局、考えたらね、癖というのは直らないんですよ。
アナ あー。そうですか。(7/28の投球の映像を見ながら)けっこう3塁方向に踏み込んでいますけど、これは直らない?
江本 直らないんです。だから、あとはどうやって工夫して投げていくということなんですけど、私の例で言うとね、私も同じようなピッチャーだった。突然ダメになる。
アナ ほー。
江本 何でストライクが入らなくなるんだろうと。
アナ はい。
江本 そういう時に受けていたキャッチャーに野村克也という人がいたんです。皆さんは知らないと思うけど。
アナ 当然、存じ上げております(笑)
江本 あっ、知ってます?
アナ 存じ上げています(笑)
江本 うん。あの有名なキャッチャーね(笑) それで、この人がね、私がストライクを投げられなくなると察知して、真ん中のサインというのを元々作っている。
アナ 真ん中の真っ直ぐのサイン・・・。
江本 真ん中の真っ直ぐのサインっていうのはプロの投手からしたら失礼なもの!
アナ 普通はないですよね。
江本 えぇ。これを察知した時に出してくるんですよ。相手にも分かるように。
アナ はい。
江本 マウンド上でクッソ~と思ったんですよ。それで「お前の言う通りに真ん中に投げて打たれたら俺のせいじゃないぞ」と言って思い切り投げたんですよ。そうすると外角低めにピシャっと決まる。
アナ へぇ~。
江本 それで相手を抑える。
アナ はい。
江本 だから、ちょっとした工夫とアドバイスが変える場合もある。
アナ 阪神でそういうアドバイスをできる方というのは・・・。
江本 できるのはやっぱり金本監督かな。
アナ 監督ですか。
江本 みんなちょっと真面目にやり過ぎる。藤浪もそうだけどね。
アナ はい。
江本 まあ、ちょっとした面白い言葉とかね。突然ストライクが入らなくなったりしたら、マウンドに行って「今晩どっか行って来いよ」とかね。
アナ どこに行くんですか?(笑)
江本 うん(笑) そういう一言で変わる場合もあるんですよ。
アナ ある意味、江本さんみたいに、野村さんに対して「真ん中に投げて打たれてもお前のせいや」と思えるようなマインドも必要ですよね。
江本 そう。今年、某球団のリリーフのピッチャーにそのことをアドバイスしたら、ずーっと抑えてますよ。
アナ そうですか!
江本 打たれたらキャッチャーのせい。試合に負けたらバッターが打たなかった。全部、人のせいにしてやる。
アナ それぐらいの方がいいのかもしれませんねぇ。
江本 それぐらいの気持ちで向かって行かないとプレッシャーに負けますから。
アナ なるほど・・・。もう江本さんが臨時コーチをやりはったらいいんじゃないですか?
江本 いや、まあ、金次第ですね。
アナ ハハハ(爆笑)
以上です。
まあ、藤浪が色んなことを気にし過ぎというのは見えますね。他球団に友達がいなくてもいいじゃないですか。それにしてもエモやんは色んなエピソード持ってます。