2018年7月31日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.ロッテ戦で初回10点を取って楽勝だった北海道日本ハムファイターズ。その立役者の3番近藤のピッチャーの神経を使わせる打席について元横浜の高木豊、元中日阪神の田尾安志、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。

 

アナ 日本ハムは初回に10点も取りました。

 

高木 まあ、釧路で試合が行われたんですけど、ファンも当てが外れたんでしょうね。「え?10点取って試合が決まっちゃたじゃん」みたいな。

 

アナ 早々に試合が決まりましたね。

 

高木 まあ、その中でもちょっと凡打しても存在感という話をしたいと思うんですが。

 

アナ はい。

 

高木 田尾さん、これ近藤の初回の打席なんですけど、ボール球に絶対に手を出さないで、フルカウントまで持っていくんですよ。際どい所もしっかりと見極めていくんですよ。

 

田尾 はいはい。

 

高木 それで、ロッテの先発の石川がやっとのことで打ち取るんですね。まあ、いい当たりだったんでけど。

 

田尾 はい。

 

高木 この後に中田翔が初球のゲッツーを狙いにきたシュート気味のツーシームか何かをこうやって打つ。

 

田尾 ちょっと甘くきたボールをタイムリーヒットでしたね。

 

高木 はい。これで僕は流れができたと思うんですよ。

 

田尾 やっぱり、相手ピッチャーはまず近藤を抑えるのに必死になりますからね。その集中力がなかなか続かないんだと思いますね。

 

高木 うん。そこを逃さなかった中田も立派だけど、やっぱり近藤の存在感というのが凄いなと。

 

田尾 そうですね。一番確実性のあるバッターですからね。

 

高木 そうですね。真中さん、ヤクルトで言えば、こういう近藤みたいな存在のバッターって誰だったですか?

 

真中 うーん。川端ですかねぇ。しつこく、しつこく粘って。

 

高木 あぁぁ、川端。ピッチャーは神経使って打ち取ろうとしますよね。

 

真中 それで、こういうバッターが1番とか2番とかの上位にいて、近藤は3番ですけど、上位打線にいると相手ピッチャーは気を使いますからね。

 

高木 神経を使いますよねぇ。

 

真中 はい。だから、その後のバッターに対して集中力が切れてしまっている場合がありますよね。

 

高木 だから、一つのアウトでも、疲れるアウトを取るということですよね。

 

真中 疲れますね。

 

田尾 あとは後ろにいるバッターがボールを色々と見れるじゃないですか。それもプラスになりますからね。

 

高木 そうですね。だから、そういった意味では近藤は凡打したけども、あれだけ神経を使わせたことが流れを作ったというね。

 

アナ いやぁ、近藤選手は凄い。

 

高木 近藤選手のあの存在感ですよ。

 

 

以上です。

上位に神経を使わせるバッターがいると初回からピッチャーはイヤな気分になりますからね。立ち上がりが不安定なピッチャーだと簡単に崩れたりします。

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