2018年10月3日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で読売ジャイアンツの西村健太朗の現役引退会見の様子を見て、元横浜の野村弘樹、元巨人の松本匡史、元横浜の斎藤明雄が語っています。

 

【引退会見】

-最初の言葉

西村 西村健太朗は今シーズンをもちまして引退することを決断しました。

 

―引退を決断したのは

西村 7月に肩を脱臼しまして、懸命なリハビリをしてきましたが、来季も投球ができるかどうかがまだ分からない状況の中、自分の中でも投げられるかどうか分からないということで、そのなかで引退を決断しました。

 

―悔いはないか

西村 まあ、15年間やってきて優勝もさせて頂いたし、タイトルも獲らせて頂きましたし、色々な経験をさせてもらい、いい思いもさせてもらいましたので悔いはないです。

 

-思い出の試合については

西村 やっぱり2013年にリーグ優勝が決まったときの9回にマシソンと山口鉄也さんと僕の3人で一人一殺で優勝が決まったのがスゴい一番心に残っています。緊張はしていましたけど、マウンドに上がるときのあのファンの大歓声で後押しされて、最後に三振という、スゴくいい締めくくりができたと思います。

 

-ファンへの想いは

西村 リハビリをしている期間にジャイアンツ球場とかでファンの人に声を掛けて頂いて、何とか復帰したいという一心でやってきたんですけど、それが叶わなかったので、ずっと声援をくれていたファンの方に申し訳ないと思います。

 

-引退後について

西村 自分が引退した実感が湧いていないので、特に何かをしたいというのはまだ考えていないんですけど、まあ小学生の頃からずっと野球をやってきたので、とりあえず少しゆっくりしたいと思います。

 

 

ここから3人でトークが始まります

 

野村 松本さん、彼は先発に抑えにセットアッパーの全てのポジションでスペシャリストの存在感を見せてくれましたけども、また寂しくなりますね。

 

松本 そうですね。まあ、33歳ですよね。

 

野村 はい。

 

松本 やっぱり若いですよね。今の時代だったら、もっと長くできるはずなんですけど、これも怪我というところだとは思うんですけどね。この右肩脱臼というのは、私も脱臼癖を持っていたんで、もうよく分かるんですよ。

 

野村 はい。

 

松本 それで私は投げる方の肩ではなかったんで、まだやれたんですけど、西村の場合は投げる方の右肩ですから非常に苦しかったと思います。

 

野村 ピッチャーとしての脱臼となるとなかなか本人の中でも苦しいですよね。

 

松本 はい。もうこの判断というのはしょうがないのかなと思います。ただ、残念なのは現役時代の彼はもっともっと活躍できたと思うんですよ。要するに精神的にもっと強ければね。

 

野村 なるほど。

 

松本 もっと成績を上げられたと思うんですよ。まあ、そういったなかでの短い間ですけど、その中でもよく頑張ったなと思います。お疲れ様でした。

 

野村 はい。斎藤さんはどうですか。

 

斎藤 右肩脱臼。ピッチャーの生命線である肩を脱臼したら、もう治る以前の問題だと思うんですね。投げられないから本人が決めたんだと思います。それでもう引退を決断したんじゃないかなと。まだ33歳、あと7年ぐらいはできるんじゃないかと思いましたけどね。

 

野村 何とか頑張ってほしいと思いますけどね。

 

斎藤 残念です。

 

野村 寂しいですけど、また次のステップを目指して頑張ってほしいと思います。

 

 

西村健太朗 33

2004年から2018年に巨人

通算470試合38勝34敗77H 81S 防御率3.12

2003年ドラフト2巡目

2013年に最多セーブ 2018年7月に右肩脱臼

 

 

以上です。

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