2018年4月28日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」という番組で調子の上がらなかったダルビッシュがこの日のブルワーズ戦で好投をします。そのダルビッシュの分析を石井一久がフリーアナウンサーの上田まりえと共に分析しています。
アナ ダルビッシュ投手、素晴らしいピッチングだっただけに残念でしたね。
石井 ただ、今シーズン苦しい中でピッチングしていましたけど、今日が1番良かったかなという印象ですね。変化球もしっかりと自分の思う通りにコントロール出来ていたと思いますし、色んなボールで勝負できていましたよね。
アナ はい。
石井 まあ、カットボールも浮き上がるようなボールを投げているんですけど、その辺が良かったと思いますし、あとはスライダーですよね。決めにいくときのキレというか、角度は最高でしよたね。あとツーシームもよく動いていたんで、逆にカットボールも効いていると思うんですけど、最後に(マニー・)ピーニャに対して三振を奪ったカーブですよね。色んな球種で勝負できるのがダルビッシュ投手だと思いますね。
アナ その最後のカーブもピーニャ選手も驚いていましたよね。今シーズン、ダルビッシュ投手にとって5回が1つの壁になっているという印象でしたけど、今日はそこもバッチリと抑えることができましたよね。
石井 ただ、そんなに気にしていた感じではないと思うんですよね。なぜならば、ピーニャに対して最後にカーブでしたよね。本来そこを気にしていたら自分の優先順位の高いスライダーだったりカットボールで攻めていくはずなんですけど、アクセントを付けるためにカーブを投げているところを見ると余裕がある状態で5イニング目を迎えたんじゃないですかね。
アナ はい。また、5回の打席では2014年以来となる2ベースヒットが飛び出しました。
石井 見ているとライトの方を狙っている感じがあるんですけど、ナショナルリーグだとピッチャーも打っていかないといけないですね。あと、転んだのはランナーとして出ることに慣れていないからだと思いますね(笑)
アナ それで、この時にダルビッシュ投手が使用したバットなんですが、試合後にこのようにツイッターで呟いています。『バットを頂いたので早速使ったら2塁打を打てました。 ありがとうございました。 二塁回ってこけたので次はスパイクください。』とのことですが、バットからスパイクときて、次はもうグローブを貰うという感じもしますが(笑)
石井 新しい靴を履いたら速く走れる感じがするじゃないですか。
アナ 確かにありますね。
石井 それと一緒でピッチャーも新しいバットを貰ったらピッチャーでも「なんか今日は頑張ってバットを振ってやろう」っていう気持ちが芽生えたり、凄くやる気が出てくるので。
アナ 慣れてない道具だと不安になったりということはないですか?
石井 ないですよ。スパイクとかだったらそうですけど、バットとかはピッチャーだったらあんまり気にしないので今日は気持ち良くスイングしてたんじゃないかなと思います。
以上です。
ようやくダルビッシュが好投してくれました。これで5月からは良い気分でやってくれるでしょう。