2018年11月26日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で東京ヤクルトスワローズの宮本慎也ヘッドコーチが2018年シーズンのベストゲームを語っています。一緒に出演した石井琢朗打撃コーチと元横浜の高木豊、中日で監督をしていた谷繁元信と共に語っています。
高木 宮本ヘッドコーチが考えるベストゲームってなに?
宮本 色々考えたんですけど、9月4日の中日戦で9回6点差を追い付いた試合は監督が言っていた『執念』と『諦めない』というのを掲げていた、それが本当に形に出たゲームじゃないかなと思いますね。
高木 これをキッカケにシーズンを考えてもチームもいけるとなって、ポイントになったゲームかな?
宮本 ポイントかどうかは分からないですけど、その6点差というのはなかなか追い付ける点差ではないので。
高木 うーん。
宮本 まあ、中日のある選手は「ブルペン貸してください」と言うぐらいにピッチャーがどんどん出てきたんで。
高木 フフ(笑)
宮本 だから、そういう風に向こうも慌てさせるようなね。みんなの繋ぐ気持ちというのがスゴく出たゲームだったと思いますね。
高木 うーん。石井さん、こういうゲームっていうのはバッティングコーチをやっていて、バッティングコーチ冥利に尽きるよね。
石井 そうですね。まあ、自分がやっているわけではないですけど。
高木 でも、代打を送るときでも監督に誰々がいいのかを推薦するわけでしょ。
石井 はい。だいたい期待を裏切られますけどね(笑) そのときはそれこそ武内のホームランであったり、最後は上田が決めたりというところで、やっぱりレギュラーで出ている選手が打つのは当たり前なんですけど、やっぱり控えの選手が打ってくれるというのが、僕らが早出特打とかにずっと付き合っている選手が結果を出してくれることがやっぱりバッティングコーチ冥利に尽きるかなと思いますね。
高木 そうだよね。谷繁さん、こういうゲームがあると監督は嬉しいよね。
谷繁 嬉しいでしょ。
高木 やっぱポイントになるゲームのひとつになるよね。
谷繁 そうですね。
高木 やっぱり2位を勝ち取るという意味では。
谷繁 はい。この試合の時点では広島とはちょっと離れていましたから、どこを目指すかというところにポイントを絞ると、この試合だったんでしょうね。
高木 そうだよね。9月4日ですね。
以上です。
大逆転の試合。