2018年5月にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」で2017年のワールドシリーズで絶大な威力を発揮しチャンピオンリング獲得に貢献したマカラーズJrのナックルカーブについて小宮山が分析しております。また、本人にも取材をしております。
この日(5/21)のマカラーズJrはクリーブランドインディアンズ戦でナックルカーブを駆使し7回1安打8奪三振の好投をしております。
アナ マカラーズJr投手、今日のナックルカーブを自画自賛していましたが、周りからの賞賛も凄いんです。まずは女房役のマッキャン捕手は「彼はメジャー最高のナックルカーブを持っている」。そして、ヒンチ監督も「今日のナックルカーブは今シーズンで1番良かった」と言っています。更に相手のインディアンズのフランコーナ監督も絶賛。「球も速いが彼の1番の武器はナックルカーブだ」と周りから賞賛が相次いでいますね。
小宮山 2017年のポストシーズンでヤンキースとのリーグ優勝決定戦で24球連続ナックルカーブを使って抑えたということがあったんですけど、かなりインパクトがあったんで今シーズンの開幕前にそのボールについてちょっと聞いてきたんです。こちらをご覧ください。
マカラーズJrの取材VTRが始まる
【普通のメジャーリーガーのカーブについて】
マカ メジャーでいいカーブを投げる投手のほとんどが人差し指を曲げて(爪の表面をボールの表面にくっ付けている状態)投げている。中指は縫い目に添えるイメージ。するとリリース時にボールが浮き上がるんだ。
【マカラーズJr.のカーブは】
マカ でも、僕の場合は人差し指を立てて(爪先を立てている状態)縫い目に、中指は縫い目に添えてボールを押さえつけるイメージ。まっすぐ打者に向かうように投げる。ストレートに見えるようにね。
マカラーズJr,のVTRはここで終了
小宮山 今のが全てだと思います。カーブというのは一度浮き上がってバッターに対して目線を上げるんですけど。
アナ はい。
小宮山 マカラーズJr.に関しては真っ直ぐのつもりでバッターが打ってきてくれるように、敢えて見間違うような感じの球種にしているということで、要するに挟んで落とすスプリットのような、そんな効果を期待しているんでしょうけど、そうは言っても決め球で使っていますので、他の球種を生かすとかではなくて、この球でバッターを仕留めるという球種ですから。
アナ 同じカーブでも選手によってはもちろん握り方も違いますけど、使う意図というのも違ってくるというのも奥が深いなあと感じますね。
以上です。
2017年のポストシーズンでのマカラーズJrのナックルカーブの威力は凄まじかった。