2018年8月8日にBSスカパーで放送された「水曜日のニュース・ロバートソン」で元プロ野球横浜DeNAベイスターズの初代代表取締役社長だった池田純がジャーナリストのモーリー・ロバートソンとタレントのプチ鹿島と共に語っています。
鹿島 さあ、ZOZOTOWNの前澤社長が球団を作りたいとツイッターで発信しました。あの騒動というか、話題はどうご覧になっていましたか?
池田 あぁ、ツイッターで言うんだと思って(苦笑)
鹿島 ツイッターで言うってはどうなんですか?ある程度、裏で話ができていてその宣言なのか、それがにっちもさっちもいかないから、まずツイッターで言い出しのか、どっちですか?
池田 水面下で全部話ができていて、ツイッターであれば、今はもう実際に次の話がどんどん出てくると思うんですよ。けど、あれは何もないけど言いたくて言っちゃったんでしょうね。それによって、今のコミッショナーが「ZOZO?何か聞いたことがあるけど知らん」みたいな発言とかがニュースで出ていたじゃないですか。
鹿島 はい。
池田 あれを見ていると、本当に自分の思いとかを言うと、なかなか中に入れてくれないんだなあって。お金を持っていても新参者の若造はなかなかダメな風潮って日本ではあるじゃないですか。
鹿島 うん。
池田 だから、ツイッターでドーンっといっちゃったから、すごいバリアができているのかなとも思うんですけどね。
鹿島 あれは前澤さんとしてはロッテ、千葉の地元がね。
池田 本当はロッテが欲しいんでしょうけど、実はロッテは4兆円企業ですからね。(※2018年8月時点でZOZOタウンの株式時価総額は1兆円ほど)
鹿島 ですよね。
池田 はい。
鹿島 ロッテも否定していますから、全然そういう動きはないはずですよね。
池田 一応、交渉はしたんでしょうけどダメだったんじゃないですか。だって、ZOZOって時価総額で1兆円ちょっとですよね。売り上げが1300億円ぐらいで4兆円5兆円の売上の会社の球団をわざわざ売る理由ってないし、そう考えるとなかなか既存の球団は難しいと思うんですよ。だったら、新しい球団で。
鹿島 はい。
池田 多分、ツイッターで言ったのも、どっかの球団にシーズンオフに提案するんじゃなくて、球界に新たな提案をするって言っているので。
鹿島 だから、12球団を16球団に増やすとか、そういうことですか?
池田 そういうことじゃないですかね。
鹿島 ほー。
モーリー あと、野球が好きな人の人口ってそんなに増えるもんなんですか?
池田 いや、増えないし、ドラフトって各球団に新しく入るのが7人ぐらいなんですよ。
モーリー うん。
池田 他はドラフトじゃない育成選手とかで獲って10人になるんですけど、その層ってこれからどんどん増えていくかと考えたら増えないと思うんですよ。それで、競技レベルもそんなに上がるかというと、これから子供が増える時代じゃないんで、上がらないし。それから、これから日本のマーケットって縮小じゃないですか。
モーリー はい。
池田 もっともっとアジアに進出してアジアの経済圏を牛耳って日本が取るんだ、作るんだというところで16球団と。
モーリー あぁ、中国とかを丸め込んでね。
池田 そういうのだったら、分かるんですけど。
モーリー 絶対に出来ねぇ。平和な国の人があんな中国共産党を相手にできるわけないじゃん。
以上です。
球界に携わった人からするとやり方が少々無理があるように見えたようです。