2019年3月20日にMBSで放送された『戦え!スポーツ内閣』で下柳剛と岩本勉が語るイチロー対策を黒木知宏、狩野恵輔、番組MCの小杉と武井壮と共に語っています。
岩本 技術的な対策じゃ絶対に抑えられないですよ。
武井 無理なんだ。本当に何か揺さぶらないと打たれる。
岩本 2017年と2018年はピッチャーのセットポジションで静止するのめっちゃ厳しかったですよね。
武井 はい。
岩本 あれは多分イチロー対策としてセットが止まるか止まらんぐらいで、僕らがタイミングを外すために投げたりしたんですよ。
武井 タイミングをズラすために。
岩本 はい。それがあまりにも姑息な手でルール委員会が「もうあれやめさせよう」言うて。
武井 セットポジションは静止させようと。
下柳 お前姑息やなあ!
岩本 姑息満開ですよ。
下柳 俺も姑息やけどな。
武井 黒木さんは何かやった?
黒木 僕もクイックモーションで投げたりとかしてましたよ。
岩本 一杯やったもんね。
黒木 やらないと抑えられないです。
下柳 全盛期だと色んなピッチャーが色んなことをやってます。
武井 へぇー。
黒木 まともに勝負して勝てないです。
岩本 200本安打の時に私たちも誰が打たれるかという話になりました。打たれたら一生映像で何回も流されるから。
武井 そうですよね。
岩本 絶対に打たれんとこうってみんなでそんな話ばっかりでした。
武井 この数字は普通のピッチャーじゃないですよね。
対イチローの成績
黒木 | 岩本 | 下柳 | イチローのNPB通算 | |
打率 | .319 | .396 | .314 | .353 |
安打 | 22 | 36 | 22 | 1278 |
本塁打 | 0 | 5 | 0 | 118 |
武井 もうエース級のピッチャーが並んで、プロのトップの選手でこれだけ打たれてるからね。
下柳 当時のガンちゃんは日本ハムのエースだったんだよ。
ここで場面が飛んで元阪神の狩野恵輔がキャッチャー目線で対策を語ります
小杉 狩野さんならキャッチャー目線でどう配球しますか?
狩野 既にやっているかもしれませんけど、僕だったら全部レフトに寄せます。
武井 イチローシフトで守備をレフト側に寄せると。
狩野 はい。それで外角ばっかりピッチャーに投げさせます。
武井 なるほど。
狩野 踏み込まれて打たれても仕方ないと思うぐらいに外角に投げさせて、レフトオーバーがないかなと思って投げるしかないかなと。
岩本 イチロー舐めんなよ。
下柳 そんな簡単じゃないって(笑)
武井 ハハハ(笑)
小杉 打たれた側が急にイチロー選手を褒めだしましたよ!(笑)
下柳 それで抑えられるならやっとるわ!その手は使った!(笑)
狩野 謝るしかないですね。すいません(苦笑)
岩本 踏み込まれてラインに足かかってライト線に打たれてるわ!
小杉 ちょっと提案しただけでここまで言われる?(笑)
岩本 野手全部どうするって言うてた?
狩野 レフトの方向に。
岩本 イチロー舐めんなよ!
一同 (笑)
以上です。
本当に色々対策してたけど通算で3割5分ぐらい打たれていたわけですからね。