2019年4月1日に関西テレビで放送された『報道ランナー』で江本孟紀が阪神タイガースの矢野監督に対して物申してます。関西テレビアナウンサーの新実彰平と共に語っています。
アナ 開幕3連戦で2勝1敗の阪神。なのに江本さんから矢野監督に物申したいことがあるらしいです。こちらです。
モニターに2つ物申したいことがあると表示される
アナ 2つもあるんですか?
江本 浮かれてる時にはやっぱりビシっと釘を刺さないと。それが我々の役目ですから。
アナ ちょっと落ち着いてね。
江本 そうそう。落ち着け。
我慢して使え
アナ まず1つ目がこちらです。
モニターに『我慢して使え』と表示される
アナ 昨日(3/31)のゲームの中にそのシーンがあるようです。5回裏2アウトランナー2塁でルーキー木浪選手のところで5回なんですが代打鳥谷選手を送ったという場面。江本さん、我慢して木浪選手でいった方が良かったんじゃないかと?
江本 木浪が2試合先発してますよね。
アナ はい。
江本 そうするとこの3試合目でもう代えてしまうと、去年までやってきたことと同じなんです。去年まではちょっと出して調子悪かったら代えるの繰り返しで。
アナ えぇ。
江本 だから本当はここでもう一発我慢して。
アナ ここは開幕戦で3塁打を打っている鳥谷さんでも?
江本 鳥谷は最後まで置いておかないと。開幕戦は一番最後に残してたわけでしょ。
アナ そうですね。
江本 この木浪と代えた場面は打ったところで同点じゃないですか。
アナ 矢野監督は競争とおっしゃってるんですけど、これは競争ではないんですか?
江本 競争という意味じゃなくて使い方ですよ。やっぱり戦いながら育てないとアカンから。やっぱり1番2番は結果を出して開幕スタメンを掴んだわけですからね。
アナ えぇ。
江本 それを2試合ぐらいでもう代えてしまうと、もしここで木浪にヒットが出て不動の1番2番が形成されることになったらどうしますか。田中・菊池みたいなね。
アナ 長い目で見た方がいいと。
江本 ここはグッと我慢してほしかったなと思って見てたんですよね。
アナ なるほど。
まぁ落ち着け
アナ そして2つ目がこちらです。
モニターに『まぁ落ち着け』と表示される
アナ 『まぁ落ち着け』って何ですか?(笑)
江本 ちょっとベンチではしゃぎ過ぎ。
アナ えっ、雰囲気がいいじゃないですか。
江本 高校野球じゃないんだから。だからあんまりはしゃがないで、監督は悠然とするというかね。
アナ でも分かりやすいというのは良くないですか?
江本 まあ4打数0安打とかでショボーンとベンチにいるときに一人ではしゃいでるのを見たらね、ベンチの中でもムカつくんですよ。それからもう一つ言えばね、相手の監督がこんだけはしゃいでると相手チームも「この野郎」となるんですよ。
アナ ほぉー。
江本 だから悠然としてた方が勝っても負けてもね。
アナ はい。
江本 やっぱり監督というのはスゴいねという状況じゃないと。一緒になってワーっとやってたんじゃ客と一緒になっちゃうから(笑)
アナ まず雰囲気を作っていこうという狙いもあるんでしょうけどね。
江本 いやいや、そら分かります。
アナ 色んな気持ちの選手がベンチで見ているよという?
江本 うん。ワーワーやるからって明るくなるわけじゃないですよ。
アナ なるほど。これは江本さんしか言えないですね。
江本 まあいい選手を育てるためにはああいうところ我慢せな。昔の中畑は筒香を育てるために「心中する」って言って本当に心中したんですよ。
アナ あー。
江本 あれ最下位になったんですよ(笑) でも筒香は大選手に育った。
アナ ジャパンの4番になられていますもんね。
江本 そう。そういう例もあるから。
アナ という江本さんの提言でした。
以上です。