2019年4月7日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で先発し8回1失点の好投で2019年初勝利となった中日ドラゴンズの柳裕也のピッチングについて元南海阪神の江本孟紀、元日ハムの岩本勉がフリーアナウンサーの師岡正雄と共に語っています。
この日の柳の投球内容
8回120球 被安打3 奪三振4 四球1 失点1
柳のヒーローインタビューの一部
柳 昨日(4/6)、ああいう負け方(サヨナラHRで負け)をしていたんで今日は何としても長いイニングを投げてチームを勝たせるんだという気持ちでマウンドに上がったので勝てて嬉しいです。昨日の中継ぎ陣の頑張りを見てましたし、チームとしても今日絶対勝って名古屋に帰りたいという話もあったので、勝てて良かったです。
江本の解説
アナ 江本さん、今日のピッチングですけども。
江本 ヤクルト打線は柳にはめちゃくちゃ速い球でもないので。
アナ えぇ。
江本 それでコントロールは割とキッチリは投げてるんですけど甘い球もあったんです。
アナ はい。
江本 その球に力みすぎてタイミングが合わない。まあ手元でボールがビュっと来てるのが打ちにくくしてる。
アナ ですから球速の割りに差し込まれてる感じもしますよね。
江本 そうですね。私が引退する頃くらいのスピードボールでしたね。
アナ なるほど(笑)
江本 今日はコントロールがとにかく良かったのが一番じゃないですかね。これからローテーションで使えますよ。
岩本 江本さん、柳は入団した当初は緩いカーブと上下にストライクゾーンを使うのがスゴく上手なピッチャーだったと思うんですけど。
江本 うんうん。
岩本 もうこれ一人前と言ってもいいですか?
江本 今日の落ち着き方。ピッチングでのマウンドさばき。これはけっこういけるんじゃないですか。もう期待できると思いますよ。
岩本 はい。
江本 特にヤクルト打線をこれだけ抑えたのは今後に大きく影響するんじゃないですかね。
岩本 現在OKになった二段モーション的な身のこなしもスゴく彼のピッチングに合ってますよね。
江本 めちゃくちゃ速い球を投げるわけじゃないけど、タイミングが合わないというのは二段モーションに理由があるんじゃないかな。
岩本 はい。そして柳のチェンジアップ。江本さん曰く何でしたっけ?
江本 クソ握り。
一同 (笑)
江本 俺はあの球を投げてよく打たれた。
岩本 ボールを包み込むように鷲掴みするんですよね。
江本 そうそう。だからピッチャーとしてはショートバウンドを気を付けないかんところでしょ。
岩本 握る力がないと浮いたりしますよね。
江本 どうしても抜けるとね。
岩本 はい。
以上です。