2019年5月1日vs広島カープ戦の阪神・矢野監督の試合後のコメントです。
試合展開
阪神の先発は才木、広島の先発は野村で試合が始まる。阪神の才木は初回から球数の多い怪しい投球。とうとう3回表に捕まり野間、菊池、バティスタの3連打で2点を先制される。一方の阪神も反撃で4回裏に糸原、糸井、大山の連続四球で1アウト満塁で梅野のサードのゴロの間に1点を返す。更に5回裏には1アウト2-3塁で近本がセンター前ヒットを打ち逆転。ここで近本は二盗、三盗を連続で決めて糸原のタイムリー2ベースで生還、この後に大山のラッキーヒットで更に1点追加し一挙4点を取る。6回裏には新外国人助っ人のマルテのソロホームランで更に1点追加。最後はドリスが締めて最終スコア6-2で阪神の勝利。スカイAとABCラジオとMBSラジオのレポートを参考にコメントを紹介します。
矢野監督の勝利監督インタビュー
―見事な逆転勝利
矢野 まあ、相手のミスでラッキーもありましたけど、ワンチャンスというか効率良く点も取れましたし、才木も状態はそんなに悪くなかったと思うんですけど2失点で頑張ってくれましたし、その後のピッチャーもしっかり投げてくれたんでいい試合になりました。
―近本が走攻守で素晴らしいプレー
矢野 いい場面で打ってくれて、すぐに盗塁して、またチャンスを広げてるというところと守備でもスローイングで刺してくれたというのも大きかったですし。どれも素晴らしいプレーで、これからもこういうプレーをしてくれると期待してます。
―近本は12試合連続安打で赤星の球団新人タイ記録に並ぶ
矢野 それは誰もやってきてないことに挑戦できるということですし、もちろん並んだことも素晴らしいですし、またいい場面で近本が活躍してくれているんで。まあ試合が始まればそういう意識がなくなるかもしれませんけど、そういう記録というのは抜ける時にどんどん抜いてもらってどんどんプラスにしてもらったいいんじゃないかなと思います。
―二盗、三盗を決めた近本の足について
矢野 状況的に相手の隙を突いた盗塁でしたし、ただ足が速いということだけで走った盗塁ではないんでね。そういう部分でも価値ある盗塁だったと思います。
―マルテに待望の一発
矢野 スリーボールから見事に打ちましたね。怪我で出遅れた分、頑張ろうっていうかやってやろうっていう気持ちがマルテ自身にもあるでしょうし。いいキッカケにしてもらいたいですね。
―マルテの気持ちの部分でも大きな一発
矢野 まあチームにとってもそうですけどね。やっぱり本人が一番スッキリしたと思います。
―4連勝、5割復帰、3位浮上、元号またぎでいい流れ
矢野 今日はヒットが少なかったですけど、いいところで一本出るようになってきてますし、ピッチャーもそれぞれが頑張ってくれているので、タイガースの形というものができてきているんでね。この流れを大事に、また思い切ってやっていきたいです。
その後の矢野監督のコメント
―近本の影響力
矢野 盗塁はもちろんなんだけど、盗塁以外のところで近本がランナーで出たことでピッチャーの心理面に与える影響が非常に大きいんだよね。そこで相手のペースも乱している。だから足が速い選手はやっぱりスゴいよね。素晴らしいよね。
―近本の打撃
矢野 今はいいピッチャーから打てているので日々勉強になっている。そんな中で結果も出ているのでここまで素晴らしい活躍をしてくれている。
―先発の才木について
矢野 前回の登板よりも状態はいい。ストレートも走っていたし、いい状態だったんだけども打たれてしまった。ただ、勝ちがついたので反省できるし、次に繋げられるから才木にとって大きな2勝目になった。
―5回裏に1-2塁でバントを決めた北條
矢野 見事ですね。代打で送りバントの難しさは非常に分かる。そんな中で代打で1塁2塁で初球で送りバントを決める。これはあの北條のバントがあったから流れが来たと言っても過言ではない。プレッシャーによく打ち勝ってくれた。
―更に北條について
矢野 もともと北條はスタメンで出ていないといけない選手なんだけれども、こういう働きをする選手が後ろにいるというのはチームにとっても心強いし、スタメンのチャンスも増えてくると思う。チームにとっても本当に大きい存在。
浜中打撃コーチの試合後のコメント
浜中 北條のバントが今日の試合の全てです。
才木の試合後のコメント
才木 先発としてもっと長いイニングを投げたかったんですが、流れを作る投球ができませんでした。逆転をしてくれた野手の方々には感謝しかありません。
以上です。