2019521日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs. 東京ヤクルトスワローズ戦で勝利に貢献した阪神タイガースの梅野隆太郎の成長と今後の課題について谷繁元信がフジテレビアナウンサーの向坂樹興と共に解説しています。

 

アナ 阪神の先発の青柳はそれほどいいピッチングではなかったという谷繁さんの評価でした。

 

谷繁 そうですね。いいピッチングじゃなかったんですけど梅野がその場その場で考えて、良さそうな球が来たからそれを上手く利用して、今日はずっと試合を進めていったんですよね。

 

アナ 狙い通りの配球ではなかったということなんですね。

 

谷繁 はい。でも、その場その場でちゃんと機転を利かせながら、上手く青柳を引っ張ってましたよね。

 

アナ 逆に梅野の課題というのはありますか?

 

谷繁 課題としては今日の試合では2つのプレーがあったんですけど、まず1つ目がホームのクロスプレーですね。

 

2回表 1アウト2-3塁でバッター川端が打ったファーストゴロで3塁ランナー雄平がホームへ突入。ファーストのマルテはホームに送球するが大きく逸れる。梅野は一度はその送球をミットに収めたものの、ランナー雄平と衝突してしまいボールをこぼす。(※タイミングはアウト)

 

谷繁 やっぱり一度ボールを捕ったんであれば執念で落とさないというね。まあ衝突しているんですけど、これを落とさないぐらいの気迫も必要ですし。

 

アナ まあマルテのボールが逸れているんですけども。

 

谷繁 そうなんですけど、落とさないようにする。

 

アナ はい。

 

谷繁 あともう1つのプレーは3塁に盗塁された場面ですね。

 

8回表1点リード 1アウト2塁でランナー宮本に楽々で3塁への盗塁を許した場面。

 

谷繁 これもちゃんと「ピッチャーにセカンドランナーを見ろよ」とかね。そういうことの前もっての準備が欠けていたから走られているわけですから。細かいんですけどこういうところ。まあ打つ方もかなり良くなってきましたし、そして配球の方もかなり良くなってきました。だから、もう1つ上のランクへ行くんであれば、こういうところで成長すれば阪神はもっと上に行くと思います。

 

アナ 3連敗を止めた阪神。その浮上のカギは梅野にありと。

 

谷繁 はい。

 

 

以上です。

かなり成長していますけど細かい課題もあり。
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