2019524日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.ボルティモアオリオールズ戦で今季11試合目の先発、61失点の投球内容だったニューヨークヤンキースの田中将大のピッチングについて小早川毅彦がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。

 

この日の田中の投球内容

695被安打5 奪三振5 与四球1 失点1

今季33敗 防御率2.94(5/24の試合終了時点)

 

 

田中の試合後のコメント

田中 序盤は自分の意図しないボールでストライクが取れていたことも多かったので。まあ後半は良かったと思います。(強襲ヒットのダメージは)当たって痛いですけど、今回は筋肉の大きい所に当たったので、前回ほどでは全然ないです。

 

 

小早川の解説

アナ 田中投手、2試合続けての打球直撃にはヒヤリとしましたが、でも力強いピッチングを見せてくれましたよね。

 

小早川 はい。まあバタバタしたのは失点した2回だけでしたね。あとは完璧でした。

 

アナ はい。これで4試合連続のクオリティスタートと安定していますが、今日のピッチングはどこが良かったんでしょうか?

 

小早川 ズバリ制球力です。

 

アナ はい。

 

小早川 各バッターの初球が特に良かったですね。

 

アナ なるほど。

 

小早川 今日対戦した24人の打者の初球を見ると24人中で17人に対してストライクが取れていました。しかもコントロールミス、甘いボールがなかったですね。

 

アナ そうでしたよね。やはりバッター目線で考えると、初球でこれだけストライクを取られると、どうなんでしょうか?

 

小早川 バッターというのはアウトにならないで、生きて塁に出ようと思います。バッターは3つのストライクを持って打席に臨むんですけど、初球に最初のストライクを奪われると、やっぱり追い込まれたような感じになりますね。

 

アナ その辺りの投球が非常に有効だったということですよね。

 

小早川 はい。

 

 

アナ 更に全投球を見ても、全95球中70球がストライク。ストライク率が約74%でした。

 

小早川 私は今日、敢えてボールになった25球に注目してみました。

 

アナ はい。

 

小早川 単なるボールではなく、意図のある25球だったと思います。

 

アナ その25球の中のフォーシームについてお願いします。

 

小早川 はい。まあ際どいコースを本当に投げ込んでいましたね。高めに浮いてるボールは意識して高めに投げていました。

 

アナ はい。

 

小早川 これはほぼ釣り球で空振りを取ろうというもので次への伏線となるようなボールというものでしたね。

 

アナ なるほど。そしてスプリットについてです。

 

小早川 これはもう全て低めに投げられています。勝負球というか、ウイニングショットで空振りを取ろうとしていた縦の変化のあるボールでした。

 

アナ はい。そしてスライダーについて。

 

小早川 これは横の揺さぶりですね。左バッターの膝元に投げる有効なボール。そして右バッターには空振りを取れる逃げていくボール。

 

アナ 全ての球種に狙いを感じられたボールでしたかね。

 

小早川 そうですね。単純にストライク率だけが、高いのではなくてボール球にも質のいいボールというのが必要なんですよね。

 

アナ はい。

 

小早川 やっぱりその辺が田中の凄いところで、今日の95球全てに対して意味があったボール。これぞザ・ピッチングというところじゃないでしょうか。

 

 

以上です。

ほぼ完璧な内容でした。
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