2019年6月11日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.福岡ソフトバンクホークス戦で引き分けとなった阪神タイガース。9回2アウトまでは勝っていたが追い付かれる。9回のメッセンジャーの続投とその9回2アウト2塁の場面での外野の守備位置について元横浜の野村弘樹、元中日巨人の井端弘和、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
シーン
9回裏 開始前の時点で2-1で阪神がリード
先発のメッセンジャーは8回まで3安打ピッチング。もちろん9回もメッセンジャーは続投。ここで2アウト2塁というピンチを作ってしまう。バッター今宮という場面で外野の守備位置は定位置。今宮が打ったレフトへのライナーに福留はダイビングキャッチを試みるがワンバウンドし同点タイムリーヒットとなる。前進守備なら余裕でキャッチできていた当たりだけに悔やまれる守備位置となった。
野村弘樹、笘篠、井端が語る
野村 9回メッセンジャーがそのままいきましたよね。確かに良かったです。難しいところだと思うんですけど、ここを振り返って笘篠さんはどう思いますか?
笘篠 まあ外野のポジショニングですよね。
野村 はい。
笘篠 メッセンジャーの続投で云々言うのは結果論なんですよね。ドリスでいってたらと考えたりもしますけど、ソフトバンク打線がメッセンジャーを打てる気配がないまま9回まで来たんですよね。そういうときに代えてしまうと裏目になるというのが野球ではよくあるじゃないですか。
野村 そうですね。
笘篠 そんな中で矢野監督がベンチで相当悩んでいる姿がありました。だけど、メッセンジャーに託しました。そういった中での外野のポジショニングですよね。
野村 あの場面は前進守備でもいいんじゃないかなと思いましたけど、見る限りは後ろに見えましたよね。
笘篠 私が守備コーチだったら2塁ランナーをホームで絶対に刺せる位置にしますよね。だから、その辺りはベンチの判断ですからね。福留選手の守備はしょうがないんですよね。
野村 では井端さんはどう見ますか?
井端 やっぱり勝つなら前進守備でセカンドランナーをホームに帰さないようにする守備位置を取らないといけなかったのかなと思いますけど、ここはベンチの判断なんで難しいところじゃないかなと思いますね。
笘篠 あるいは2対1で勝つんだったら守備固めを据えるというのもあっても良かったのかなと思いましたね。
野村 タイガースからしたら逃げ切らないといけなかった試合ですよね。
笘篠 そうですね。
野村 タイガースにとっては悔しい試合でしたね。
アナ はい。
以上です。