2019年6月23日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.ヒューストンアストロズ戦に先発し6回2失点で勝敗付かずだったニューヨークヤンキースの田中将大のピッチングについて黒木知宏がフリーアナウンサーの上田まりえと共に解説しています。
田中の試合後のコメント
田中 よく我慢のピッチングができたという感じですね。状態ははっきり言って悪かったし、その中でも空振りは多くなかったですけど、少しズラしてゴロアウトが多かったのは良かったかなと思います。でもそういう時はバックの守りがないとこういう結果にならなかったと思うので、本当にバックには感謝したいですね。
黒木の解説
今季5勝5敗 防御率3.21(6/23の試合終了時点)
アナ 田中投手は6回を無失点と粘ったんですが、勝敗はつきませんでした。ベンチでも悔しそうでしたね。
黒木 そうですね。悔しそうでしたね。今日は状態的には最高ではなかったと思うんですけど、ピンチになった時にしっかりとコースに投げ分ける、ゴロを打たせる、というのは見事でしたね。
アナ はい。
黒木 2回にフォアボールとヒットで2アウト1-2塁のピンチを招いていたんですけど、この場面でしっかりとアウトコース低めにスプリットとフォーシームを投げ分けて、それからゴロを打たせてピンチを凌ぎました。
アナ はい。
黒木 さすがの投球でしたね。そして3回表もランナー1-2塁でバッターグリエルなんですけど、ここでも見事なピッチングをします。状態が悪くても絶対に高めに投げないという非常に丁寧なピッチングをするんですよね。そこで最後に変化球を投げて内野ゴロに打ち取ってピンチを凌いでいくと。
アナ はい。
黒木 今日の初球ストライク率は53.8%という状態だったんですよね。完封した前回は79.3%ですから、本当に田中投手が言うようにベストな状態ではなかったというところですよね。
アナ はい。それでその中でも6回にレディック選手に打たれたホームランというのが悔やまれますよね。
黒木 そうですね。これはバッターを褒めるしかないですよね。非常に厳しいコースにしっかりと投げてはいるんですけど、バッターは手を伸ばして反対方向の意識があるからこそ手が伸びてライト方向に引っ張りのホームランを打てるんですよね。ですから、今日はホームランを打ったレディックを賞賛するべきでしょうね。
アナ はい。
以上です。