2019年6月30日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース』でこの日vs.埼玉西武ライオンズ戦で16安打しながらも僅か3得点となったオリックスバファローズの拙攻について元横浜の平松政次、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元日ハムの岩本勉がフジテレビアナウンサーの杉原千尋と共に語っています。
拙攻シーン
シーン①
4回表 同点の場面
1アウト1-3塁、後藤の打席でエンドランを仕掛けセカンドハーフライナーで飛び出した1塁ランナーがアウトになりチャンスが潰える。
シーン②
7回表 オリックス1点ビハインドの場面
1アウト1塁、中川の打席でけん制球に引っかかりチャンスが潰える。
岩本、平松、笘篠が語る
アナ オリックスは西武に敗戦。オリックスは16安打を打ちながらも僅か3点でした。岩本さん、これパ・リーグでは史上6度目の事なんです。
岩本 うわぁ、こういう試合は残塁の嵐なんですよね。
アナ そうですね。結果的に残塁は11でした。
岩本 大変なことなんですよね。これルーキー中川など元気な選手が頑張っているんですけど、苫篠さん、オリックスは全然打線が繋がらないイメージがありますよね。
笘篠 だからちょっとチーム全体が落ち着かないんですよね。打線がコロコロ変わって打順が変わるとね。
苫篠 はい。僕は正解か不正解か分からないんですけど、打線も非常に変わりますよね。
岩本 はい。
笘篠 そういう部分でもこういう拙攻に表れているのかなと思うんですけどね。
岩本 16安打となってくると、個々のレベルは高いんですよ。それをどうやって得点に結びつけるかということなんですよね。平松さん、どこをどうしたらいいんでしょうか?ランナーは貯まるけど、ホームベースを踏めないんで、塁上渋滞があるわけじゃないですか。
平松 そうですねぇ。だから、チャンスが来て「なんとかしなきゃいけない!」という気持ちはどの選手も持っていると思うんですけど、そこで余裕がないんだろうね。
岩本 余裕?
平松 うん。ボールに手を出したりとか、そういうところでチャンスを潰したりでね。オリックスはこういう現状なんでみんなが「なんとかしたい!」ということで力が入り過ぎる。でも、16安打しているということは選手個々を見ると力を持っている。
岩本 はい。
平松 だからもう少しでしょうね。
岩本 はい。これバファローズにとって数年の課題と言っていいかもしれませんね。
平松 まあそうだよね。
以上です。