2019年7月20日vs東京ヤクルトスワローズ戦@甲子園の阪神・矢野監督の試合後のコメントです。
試合展開
阪神の先発は高橋遥人、ヤクルトの先発は小川泰弘。阪神は2回裏に大山の2塁打でチャンスを作り高山のタイムリーで先制。ここから投手戦が中盤まで続きましたが6回表にヤクルトが2アウトから連打と四球でチャンスを作り中村悠平の2点タイムリーで逆転。阪神は無抵抗のまま終わるいつものパターンではなく8回裏に糸原と大山のタイムリーで同点、逆転する。9回表はドリスで試合を締めるつもりがジワジワと攻められまさかの同点となる。延長に突入かと思いきや9回裏に北條の2塁打からチャンスを作り、陽川送りバントで1アウト3塁で近本が犠牲フライを打ち阪神がサヨナラ勝ちで最終スコア4-3。スカイA、MBSラジオ、ABCラジオの野球中継のレポートを紹介します。
矢野監督の勝利監督インタビュー
―連敗ストップ
矢野 苦しい試合が多くて、今日の勝ちも簡単ではなかったですけど、みんなよくやってくれました。
―近本のサヨナラ犠飛の打席での心境
矢野 選手も使い果たしていたので、(3塁ランナー北條の)江越の代走もちょっと迷ったんですけど、近本が決めてくれと応援していました。
―9回の北條は代打で意地を見せた
矢野 北條のことを話すといつも同じ事になっちゃうんですけど、ベンチでいつも声を出してくれてね。その選手が1打席で結果を出してくれるのは嬉しいですし、そういう気持ちで打ったヒットやと思います。
―陽川がプロ初めて送りバント
矢野 そうなんですか。でも完璧なバントをしてくれたんで、あれで流れがまたこっちに来ましたね。
―先発の高橋遥人はスライド登板で7回2失点
矢野 内容的にもずっと押してるピッチングで三振も取ってましたし、2アウトから連打で2失点したのはもったいないなかったんですけど、全体的なピッチングを見れば本当によくやってくれているんで、遥人になんとか勝ちをつけてやりたかったですね。
―明日はチケット完売で西が先発
矢野 本当にタイガースファンの方にはたくさん来ていただいて、喜ばせると言いながらも、なかなかそういう試合ができていないんでね。明日は西らしいピッチングでピシッといって、打線もガンガン打って、という試合をできるように精一杯頑張ります。
勝利監督インタビューは以上
その後の矢野監督のコメント
―陽川へのバントのサインについて
矢野 迷った。もし陽川が送って近本が凡退すると、植田に打順が回る。植田にはちょっと失礼だけど、打力が落ちる。ここに出す選手は誰なのかとなるともう鳥谷しか残っていない。しかも、北條に江越を代走に出すと内野手がどんどんいなくなるので迷いながらも積極的にいって結果うまくいった。
―高橋遥人について
矢野 あんな顔をしてるけど、スゴく考えてるし、スゴく前向きにやってくれるピッチャー。ポテンシャルは高いし、タイガースを引っ張るようなピッチャーになってくれると思うよ。
高橋遥人の試合後のコメント
高橋 リードを許してマウンドを降りて申し訳ない。もっとできたんじゃないかっていう気持ちが大きいです。今日は先頭を出さないピッチングはできたんだけど、ランナーを出してから2イニングとも連打されたことが課題です。
陽川の試合後のコメント
陽川 去年バントのサインが出て失敗していました。北條が2塁打を打った瞬間にバントのサインが出ると思っていました。心の準備もできていました。これからもそういうサインが出る可能性があると思うので出された時にはしっかりと決めたい。立場的には少ないチャンスしかないと思うので、どんな状況でも生かしていきたい。
浜中打撃コーチの試合後のコメント
浜中 近本は前さばきが出来るようになってきて、調子が悪かった時はボールをしっかり見ようということでポイントが近くなっていたんだけど、オールスターでパ・リーグの速球派投手との対戦でポイントを前にして早い始動をするようにして良くなっている。
以上です。