201998日に日本テレビで放送された『Going Sports&News』で江川卓が日本代表合宿を視察し奥川恭伸と佐々木朗希について語っています。基本的に奥川選手について語っていて、ついでに佐々木選手について語るという場面が多いです。

 

松井秀喜が語る奥川の印象

冒頭で星稜OBの松井秀喜が奥川へのコメントが紹介されます。

 

松井 ストレートのスピード、そしてコントロールが印象に残りました。変化球のキレもいいですから、高校生レベルではなかなか打てないんじゃないかなと思いますね。これからプロ野球に入ることになったら、もっとストレートが速くなる可能性は十分にあると思います。

 

 

2018年に江川が語っていた奥川

去年のU-18代表合宿で吉田輝星でも視ていた江川。この時にブルペンで投球練習をしていたのが唯一2年生で代表メンバーに選らばれた奥川。実はその様子を江川は見ていた。

 

―2018年の合宿で見た時の感想(当時のVTR)

江川 投球フォームはスゴくいいですよ。この1年でかなり伸びますからね。2年生であのフォームで投げれてるというのはバランスがいいので。

 

 

現在の評価

―奥川の印象は?

江川 素晴らしいピッチャーみたいなので、プロで通用するかどうかを見れたらなと思いますね。

 

―ウォーミングアップしている奥川と佐々木を見て

江川 前にいるのが奥川くんでしょ。

 

 

江川 もう言うことない体のバランスをしてるもんね。もう高校生にしては出来すぎぐらいの体ですよ。佐々木くんの方がちょっと細身ですから。佐々木くんは体のしなりで投げるタイプ。だから瞬間的に速いボールが投げられるということですよね。

 

2人の違い

江川 お尻の辺りを映すと分かるんだけど。

 

 

江川 奥川くんの方がちょっとお尻が膨らんでるような感じがするんだよね。厚みが全然違う。プロに近い。(右側の)佐々木くんの方がお尻がスーっといったんだよね。ちょっとお尻がスリムかなという感じがするんだよね。

 

―ダッシュの姿を見て

 

江川 こういうランニングで見るのは走ってる時のバネですから。奥川くんにはバネかまあるよ。一番分かるのは走ってる時よりも止まる時を見たら分かる。見ていてください。止まり方(減速の時の姿)ね。

 

 

江川 バタバタという感じじゃなくて、ファンファンと浮いてる感じがするじゃん。弾んでるというかね。ゴムまりみたいでしょ。

 

―佐々木はどう評価する?

奥川 ただ、奥川くんはバネを持ってるけど、佐々木が持ってるのはそれよりも7センチの身長がある。これがデカいんだよ。何よりも大きなこと。(※奥川183㎝で佐々木は190cm)

 

身長190センチの佐々木のボールは高い角度から来るため、打者は打ちづらい。しかもスピードは今後も伸びる可能性が高い。
そして江川が外野でランニングをする奥川を見ていると。

  

 

江川 もう走りを見ているだけでいいよね。あんまりいないよ。いいバネしてるよね。全身が弾む感じがするもん。俺よりバネはいいかも。ここ何年か見た中で一番バネがあるよ。ヒザの関節が柔らかいし、あれだけのバネがあって柔軟性があるから、あれだけのコントロールができる。それで自分が思った通りところにボールがいくんだよ。

 

 

ここからスタジオで奥川について語ります。

 

亀梨 ちなみになんですが、奥川選手が更に成長するポイントはどこになりますか?

 

江川 現時点で言うことは全くありませんけど、あとは初回と56回のボールのスピード感が変わらなければ完璧だと思いますね。

 

上田 なるほど。

 

江川 それが落ちてしまうとプロでは打たれるので。そこだけですね。

 

亀梨 やっぱりスタミナですか?

 

江川 そうですね。

 

上田 やっぱりプロでは話が違うかもしれませんが、甲子園では球の勢いみたいなのは変わってなかったように思いますけど。

 

江川 そうですね。

 

上田 だからプロの試合でどうなるかですね。

 

江川 はい。

 

 

以上です。

奥川は完成度が高い。
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