2019年10月5日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のクライマックスシリーズ1stステージのvs.阪神タイガース戦で4つのミスをしてしまった横浜DeNAベイスターズについて中日で監督をしていた谷繁元信がフリーアナウンサーの梅田淳と共に語っています。
アナ こういう言葉を残していますが、どうでしょう?
谷繁 ラミレス監督が言われた通りだと思うんですけど、でも今日の試合を見ているとやっぱりミスが多いんですよね。今日は4つのミスをしてるんですよね。
アナ はい。
もくじ
ミス① 1回裏 伊藤の強行
谷繁 まずは1回裏ですね。筒香が3ランを打った後にノーアウト1-2塁で伊藤光が打ちにいって浅いライトフライでランナーも進めず1アウトになったんですよね。
アナ はい。
谷繁 僕はね、こういう試合だからこそ1つ手堅く送る場面だったと思うんですよね。
アナ なるほど。
谷繁 ここで4点目を取っていたら、正直また違う展開になったと思うんですよね。
アナ そして次が4回ですね。
ミス② 4回表 ベンチが石田を交代できず
谷繁 これはベンチワークというか、三浦コーチがマウンドに行って、三浦コーチがラインを超えてベンチに戻って来た時には1人のバッターを完了しないといけないんですけど、この辺のコミュニケーションが上手くいかずに交代できず。
アナ 雅樹さん、こういうこともあるんですね。
斎藤 普通はないんですけどね。
アナ そうですか。そして3つ目ですね。
ミス③ 7回裏 伊藤バント失敗 エスコバーを回跨ぎ
谷繁 2点リードしてる場面で伊藤が送りバントを失敗して2塁封殺される。
アナ はい。
谷繁 このバントが成功していたらエスコバーに代打を送って回跨ぎで使うことはなかったと思うんですよ。
アナ なるほど。
谷繁 そこに代打を送って違うピッチャーで凌いでいくっていうプランを立てられたと思うんですけど、このバント失敗は後々に大きく響きましたよね。
アナ そして終盤の4つ目ですね。
ミス④ 8回表 エスコバー併殺取れず逆転される
谷繁 1アウトランナー1塁で高山がピッチャーゴロなんですよ。これはもうどう考えてもゲッツーを取らなきゃいけない打球なんですけど、ショートと連携が上手くできなかったのかワンテンポ遅れて送球してしまう。そのワンテンポ遅れてしまったことでゲッツーを取れなかったというね。
アナ はい。
谷繁 エラーではないですけど、これは記録に残らないミスですよね。
アナ 雅樹さん、いつもできることができないというのが特別な試合なんですかね。
斎藤 まあ初戦というのがありますからね。
アナ 谷繁さんも色々と経験があると思うんですが。
谷繁が語る短期決戦の失敗
谷繁 ドラゴンズ時代にファーストステージの1試合目にスクイズを失敗して点が入らずに逆転されて負けたんですよね。
アナ はい。
谷繁 それで次の日の2戦目に向かうに当たって、相当僕も落ち込んでたんですよね。次の試合が始まるまでがとにかく長かったんですよ。まあ何ができるかと考えたら自分のできることを精一杯やるしかないと。そのために準備をして試合に臨んで、そのおかげで僕はホームランを打てましたんで。その後はみんなの力で勝って2連勝してファイナルに行ったんですよね。
アナ そうでしたか。
谷繁 はい。
以上です。