2019年10月16日にMBSテレビで放送された『戦え!スポーツ内閣』でドラフト候補の明治大学の森下暢仁、星稜高校の奥川恭伸、大船渡高校の佐々木朗希について里落合博満が武井壮と共に語っています。
落合 高卒ではない。大学で4年やってきてる。まあ高校生と違ってそれなりの体力もあるだろうし、そういう色んなことを考えた時にすぐに使いたいって考えたら森下でしょ。
武井 なるほど。高校生で佐々木投手と奥川投手の2人がいますけど、この2人については落合さんはどんな評価ですか?
落合 恐らく時間がかかるでしょ。
武井 ほー。
落合 それで彼らが開幕からバリバリやるというチーム状況では困るんだ。
武井 なるほど。
落合 だから開幕から投げさせるってことは無理をさせるってことでしょ。ましてや佐々木は特にね。
武井 はい。
落合 試合に投げてないわけだから。
武井 そうですね。
落合 それで気になるのが指のマメ。どういう状況なのかって。まあ将来的に見れば、キチッとローテーションに入ってくるようなピッチャーになると思うんだけど、じゃあ今すぐなのって考えたらやっぱりちょっとクエスチョンマークがつくんじゃない。
武井 なるほど。奥川投手についてはどうですか?
落合 いいんだろうけどねぇ。いいんだろうけど、じゃあ何番目に入れるということだ。
武井 ほー。
落合 やっぱり(入団後に)ある程度の時間を与えてやるのが必要なんじゃないのかね。
武井 なるほど。
落合 シーズンの後半の8月くらいになれば投げられるというのもあるんだろうけど、開幕からローテーションに入れるというのは今の高校生にはキツいんじゃない。
武井 やっぱりちょっと負担があると。
落合 余裕がある、3年後とかを踏まえてのチーム事情というのがあれば佐々木でも奥川でもいいの。今すぐ使いたいとなった時にオールジャパンの日米野球までやって、それなりの数字を残してる、それなりの経験を大学もしてきていると考えれば、(一番使えるのは)森下ですよ。
以上です。