2020228日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でアナハイムエンゼルスのマッドン監督が大谷翔平の起用法などについて色々と語っています。

 

マッドン監督は最優秀監督を3回受賞した名将。2008年に岩村明憲が所属し弱小球団と言われていたレイズで旋風を巻き起こして球団初となるアメリカンリーグ優勝を飾る。また2016年のカブス監督時代にはチームを108年ぶりのワールドチャンピオンに導いた。大谷翔平についてはカブス監督時代から注目していたというマッドン監督です。

 

―監督になる前からの大谷の印象

マッドン 大谷は才能に溢れた唯一無二の存在だよ。驚くべき身体能力の持ち主だ。バッティングもピッチングもできて足の速い。それにとても努力家だ。マイク・トラウトは世代を代表する選手だが、大谷も同じさ。怪我をしなければ圧倒的な活躍ができるだろう。

 

―ピッチャーとしての期待

マッドン 大谷は515日ぐらいから投げるだろう。去年は投げなかったので、イニング数は慎重に調整するよ。オフシーズン、トレーニングに励んで最高の体を作り上げてきた。結果を出すには腕を良い状態に保つことが大事になる。彼が万全の状態でポストシーズンを迎える事が必要不可欠になるだろう。

 

―打者として期待するところ

マッドン まず打率は275厘、出塁率と長打率を合わせたOPS85分、ホームランは25本、打点75、盗塁も期待したいね。

 

マッドン監督が求める大谷の打撃成績
打率.275 OPS.850 本塁打25 打点75

 

―大谷の打順について

今季のエンゼルスは2019年MLB1位の打点125を叩き出した強打者アンソニー・レンドーンを補強。更に現有戦力のトラウト、プーホールズ、大谷などがいる。

 

マッドン 最高のラインナップを組める時には大谷に4番を任せたいと思っている。下位打線に入れるつもりはないよ。下げても5番までだ。大谷は4番。もしくは3番が相応しい。

 

2020年の二刀流の可能性は?

マッドン ゆくゆくはバッティングとピッチングの両方を同じ試合でこなしてもらうつもりだ。DH、指名打者を解除しピッチャー大谷を打線に組み込む事も考えている。シーズンが進むつれ我々のプランが明らかになるだろう。私は『同じ試合で投打の両方をこなす大谷が見たい』ということだけ伝えておくよ。その試合は最高のスタートとなるだろう。何故なら大谷には1番か2番を任せたいからだ。1番ピッチャー大谷』チームに勢いをつける姿が目に浮かぶよ。

 

―今年ひとつの試合で同時に二刀流起用するか?

マッドン いつになるかはまだ決めてはいないが、可能性があるのはポストシーズンだね。大谷を見ていればこれからも色々なアイデアが浮かんでくるはずだ。バッティングで活躍するのは間違いない。ピッチングでもポストシーズンで投げたなら、チームは新たな歴史を刻むはずさ。

 

 

以上です。

マッドン監督の采配に注目。
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